「コクがあって美味しい！」

って言うけどさ、そのコクって何を指すか考えたことある？

僕はちょと調べてみたことがあるんだけど、定義的には全然はっきりしない代物で、成分的にはよくわからないし、アルコール飲料から料理まですごく広い範囲で「コク」って言う言葉が使われていて、意味を追求するのは早々に諦めた。

それで出した結論は「広告などで適当に書いておくと店頭でなんとなく選ばれやすくなることば」または「一般人が問われて使うと一見格好良く収まったように聞こえる便利な言葉」。後者においては「どうですかお味は？」と問われて「うーん、コクがあって美味しいですね」って答えるような。

かなり前からそういうの見かけると都度モヤッとしてるんだけど、そのモヤモヤが全然解消されないんだよね。

そうコクはなんとなく使うと格好いい便利な言葉。コックいい言葉。

でも食べ物の味に限定された言葉だよね。けど拡大して使ってみたらどうだろう。

「あの男格好いい奴だな」という意味で「あの人、コックいい男だね」って言ってみたら…。

すぐに『男性器が立派な男』って意味に変わっちゃいそうだ。

「（あの男性の）お味はどうでしたか？」
「コクがあって美味しかったです」
「喉越しがよくて」
（以下自粛）