- 名前
- やまうち
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 目的とか聞かれるのウザいので書いとくけど基本、飲み友募集中。 平日、日中で秋葉、上野...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【お題日記】怖かった体験
2023年11月12日 13:38
20年前の事だったから場所とか忘れたけど。当日スノボかじってた俺は友達とそのカップル、6人で泊まり込みの雪山に行ったのさ。
宿の手配と車は友達の1人が手配してくれてて、チェックインを17時辺りにしてたのさ。
男衆は仕事してたけど、女の子たちは学生とかだったので【とにかく低予算】がコンセプトだったみたいでね「やっすい所見っけたわ~」って宿の手配した友達はテンション高かったのよ。
遊んだ後にさぁホテルに向かおうかって途中でホテルの値段言い出した時に『うぉ、やっす!』って感想よりも『シーズン中なのにその値段!??』って空気になってね。
手配した友達も「評価も口コミも確認したから大丈夫だよw」って念押ししてきたけど、こぅ、本人以外気にする事を誰もが思ったままホテルに向かったのさ。
「あそこのホテルだよ」と、手配した友人が指指したのは外観も綺麗な(確か青の多少入った白い14階建てくらいの)ホテルだった。
その外観を見て安堵したのか、下がりかけた皆のテンションは上がっていったのさ。
チェックインを済ませ、部屋に荷物を運ぼうとしたけど、俺は違和感を感じたんだ。
【俺達以外の客の姿がない】って事に。
けど、それは“たまたま”な事かも知れないし、言い出してもキリがないし、ここまで来て不安を煽っても仕方ないと黙っておくことにしたのさ。けど、お世辞にも明るいとは言えない館内の照明の薄暗さに何か言いたそうな空気はあったけど。
部屋の中は至って普通だった。良過ぎず悪過ぎず、旅行慣れしてない俺より、旅行好きな彼女がその評価をした。来る途中、コンビニで買った物や荷物を整理して18時半からの晩飯までイチャコラしようと思った時だった。
「晩飯は下の階の大広間らしいから18時半にそこ集合ね!」
と、友人から電話がきた。
イチャゲージの下がった俺達はどうしたもんかと思っていたら、彼女が「時間潰しにホテル内探検でもする?」と、言ってきたのでそうする事にしたのさ。
正直、他の客が居るのかどうか、結構気になっていたのだ。
廊下に出ると相変わらず薄暗い。
館内の部屋の配置は向かい合っての客室が廊下を挟む感じになっていて、横に倒した長方形、その中心辺りにエレベーターが2基。両サイドに非常階段がある感じだった。
部屋数の確認はちゃんとしていなかったけど、1フロアに20以上はあったと思う。
人気は無い。そして妙な静寂と館内エアコンの音だけが耳に入る。
まだ部屋にいるかと、友人の部屋をノックしていったが、それぞれ反応はなかった。同じこと考えてるんだと思ってふと、とある反対側の部屋の前で足が止まった。
何でその部屋の前で止まったのかは今でも意味不明だ。
「やめようよ…」
と、彼女が止めてきたが俺は止まらなかった。
その部屋のドアノブに手をかけ、ゆっくり回していたのだ。これでチャンと鍵がかかっててくれたなら俺達以外にも客はいる。そんな低レベルの検証をしたのさ。
もし客がいて、この行為がバレたとしても謝れば済むレベルだと思っていた。
ドアノブが最後まで回ったのを確認すると、一息ついてゆっくり引き始めた。
ドアは引っかかることなく開いてしまった。
寒気が背中以外も来たのを感じた。
オートロックでは無いにしろ、鍵のかけ忘れは…普通無いだろ!?と、脳内で言い訳みたいなのをしていた。
ドアを開き切るか
中に入ってみるか
鼓動の強さを感じながら、こういうシチュエーションのホラー映画を検索する。いや、大抵のホラー映画だとどっちの選択もNGだろう。
「もう時間ないよ…」
と、小声で言ってきた彼女のおかげで現実に戻れた気がする。
俺は静かにドアを戻すと大広間の方に向かった。
ってのが、怖かった体験ダス。
ホラー系ではないよwホラーチックでもあったけど。
後(飯の時)で聞いた話だけど、その俺達が泊まったホテルって旧館で取り壊す予定だから安かったんだって。
で、向かい合ってる客室はそれぞれ偶数日と奇数日で宿泊客を割り振って使ってるんだって。予約してくる人数によって調整はするだろうけどね。
鍵が開いてたのは【壊されて修理するより開けといた方がいいだろう】って事らしいよ。
旧館の大広間と新館の大広間が結構近くてね、あっちの方は騒がしかったよ。こっち側は俺達以外居なかったけどw
ってか、かなーり霊感が強い彼女がほとんど反応してなかったから霊的なホラー体験ってした事ないんだよw(そういう時は全力で止められるw)
まぁ、若かりし頃の淡い恐怖体験(ホラー要素なし)って事で。
このウラログへのコメント
コメントを書く