趣味は読書、今更ながら、永遠に解決しない問題

大袈裟な言い回しだが、単純なことで、本は読まなければ中身が分からない。
読んでみなきゃ、分からないということである。
拾い読みして、面白そうだと思って読んだらつまらなかったり、売れ行きや評判に頼って買ったら、ハズレだったり。
読書は映画や音楽より、味わうのに時間のかかる趣味なので、ハズレたと感じた時の虚しさは大きい。
しかし、人間の精神は変わり続けるものだから、ある時にはつまらなかったものが、ある時からとても面白く感じるようになったりもする。
せいぜい高校生くらいで、世界の名作をほとんど読んだなどと慢心してはいけない。
若い頃に本を読めと、多くの人が勧めるが、僕は一生本を読み続けろと勧めたい。
若い時しか、長編の文学作品は読めないから、と勧める人が多いが、僕はこの先、「失われた時を求めて」も「ユリシーズ」「フィナガンスウエィク」も読もうと思っている。
ただ、僕が死んだ後に出た本を読めないのは、残念である。