ハプバ２

コピーを取り終わったマスターが再び中からドアを開けていよいよ店の中へ。

この時、自分の中で「お地蔵さんにはならんぞ！」と決意していた。

ハプバ界隈では、誰とも喋らずただただ傍観してる人を、お地蔵さんと呼ぶんだそう。


中へ入ると、薄暗い店内。

色んな性の趣向を持った方々がいると思っていた。

が．．．

店内にお客さんは０。

いるのは、強面マスターのみ。


時間は夜の９時なので、そんなに誰もいてないような時間ではないと

思ったのにな～と、思いながら店内を見渡していた。

そして、マスターに自己紹介をしつつハプバについての質問や

ちゃんと注意事項を理解した上で色々と教えて頂いた。

分かったことは

マスターは強面だが口調は優しい。
優しい口調だが超短気で気に食わない客とは喧嘩し追い出し
警察沙汰になることもしばしばあること。

Twitterなどをしてる分、ほかのお店と比べると女性年齢層は低め。

ハプバとは女性がヒエラルキーのトップであり、男が女性の許可なく
触ったり、嫌なことをすることはご法度。

女性は必ずハプニングをしなくても嫌なら嫌と断ってももちろん良い。

などなどを、教えて頂いた。

色々と話を伺っていると、隣の部屋から「あ”あ”ぁ”ぁ”～～～。あ～ん。気持ちぃ”ぃ”～」



(。´・ω・)ん?

叫び声に近いくらいの女性の声が聞こえてきた。

・・・

お客さんいてるんですね。笑


続く。