趣味は読書、本ではない読みもの

一人暮らしになってから、いわゆる三大紙を読まないし、男性向け週刊誌も「文春」も「新潮」も読まない。
紙の雑誌は休刊、廃刊が続いていて、昔読んでいた雑誌も、どんどん無くなっている。
一年くらい前に、あるブログサイトに登録した。
ずっと放っておいたのだが、週に何度かメールが来るので、少し書いてみたら何人かが読んでくれて、反応をもらった。
はっきり言って、自分の文章の下手さを棚にあげても、デジカフェのログより、何倍も反応が良かった。
良い評価をしてくれた人のログを訪れて、それを読み、またその人を評価している人のログを読む。
言い方が悪いかも知れないが、芋づる式に読むものが増えて行く。
書店で触れる既成の文章ではなくて、一般の人が自由に書いた文章が並んでいて、次々読んでしまい、最初とはまるで関係のない人のものを読んでいたりする。
電子書籍を含めて、書店で売られているものばかりが、文章ではないと改めて思った。
そしてこれは、無限の広がりを続けていて、とても手に負えないものである。
僕は活字の宇宙に飛び込んで、自分の感覚だけで、旅をするしかないのである。
誰かが書いたガイドブックは、頼りにならない。