好きな設定

小学生の頃、親そして祖父母の目を盗んで、「見られたらどうしよう…」とドキドキしながらも観ていた洋画があります。

インビジブル。

当時、木曜洋画劇場などで時々放送されていたのですが、ざっくり言えば透明人間になった博士がいろいろとけしからんことをするというものです。

その作品で、透明人間になった博士が、居眠りしている女性の助手の胸をもみしだくシーンがあるのですが、CGも駆使し、単純脳な男子をそそる当時自分の中では名シーンでした。
それが忘れられず、年に1,2回来るか否かのチャンスを虎視眈々と狙っていたのです。

AVの世界も、こうした「妄想するけど、現実とはちょっとかけ離れた設定」を作品にできちゃうってのが醍醐味？なのかなあ、と思います。時間止めたり、次々にホレられたり…。確かに現実に近しい設定というのもなかなかグッとくるのは確かなのですが、そういった性犯罪が世にはびこっちゃうのが何だか悲しいなとも思います。痴漢ですとか…。
個人的には、痴漢に興味がないわけではありません。が、「死ぬまで私は“痴漢”という前科を彫られる」ことに耐えられないことで、圧倒的理性を保っております。これからもがんばれ、私の理性。

冒頭に述べた時期に私は、「透明人間」に自力で本気でなろうと思っていました。というのも、当時テレビで活躍していた「叶姉妹」の正体を探るべく、体中の色素をなくし、透明になって追尾してやる！というのが目的でした。毎晩毎晩、「起きたら色素なくなれ…」と懇願しながら寝てましたが、もちろん透明にはなれず、徐々に「急に全身は無理なら、右人差し指の先だけでも…」と祈りに祈り倒しましたが、実りませんでしたそりゃそうだ(笑)