いずれ役立つことが、いますぐ理解できるとは限らない

自分に理解できないことが面白くないのではなく、
自分が理解できないことにがっかりする。
でも、簡単でわかりやすいことが楽しくて面白いとは限らない。
複雑で理解に苦しむから、
面白いことがある。

読むのが簡単な本よりも、むずかしい本を読むほうが面白い。
本を読んで思考を巡らせると、
自分の考えをまとめられたり、
ほかの本とつながったりすることがある。

人になにかを伝える際に、その伝え方を変えるために、
言葉を変えるために、いろいろな表現を知ってみるために、
自分が理解に苦しむこともときには大事。

そのときに役立たなくても、
何年か経って突然役立つこともある。
人生とは、いずれ役立つことが、
いますぐ理解できるとは限らない。
自分が理解できないのは、
自分が幼稚なだけなのかもしれない。
まだまだ成長不足なのかもしれない。
むずかしいからといって避けないで、
しっかり受け止めて、吸収して、
未来に役立てるように生きるといい。
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