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趣味は読書、言葉

2020年06月25日 06:15

案外と大きな地震が起きて、目が覚めてしまった。

昔、「寺内貫太郎一家」というドラマで、毎回必ず息子の周平(西城秀樹)と貫太郎(小林亜星)がドタバタの大ゲンカをするのだが、ある回で、ばあちゃん(悠木千帆、樹木希林)が確か食事中に「便所に行くとか」そんな話から、周平が「汚ねぇなぁ、トイレって言えよ」などと発言し、それに対して貫太郎が「便所をトイレって言えば、上品なのか!」と怒ってそれがきっかけで大ゲンカが始まるという話があった。
もちろん、「便所」も「トイレ」も「かわや」も同じものを指してはいるから、どう言ったって同じである。
周平は「便所」という言葉の「便」という言葉がうんこ連想させるので、汚いと思い、貫太郎は何でも外来語で呼べば良いのかという論旨で怒っている。
トイレは当時は、現在より格段に馴染みの薄い言い方だったから、排泄物を連想させにくかったと思う。
実際、人間は言葉を交わして生きている。
毎日、言葉を使っているが、真意が伝わらなかったり、誤解を受けたりしている。
僕の仕事の一部に、トラブルを売り場や出荷元に連絡して、対処方法を問い合わせるということがある。
これが、この仕事に就いてから18年くらいになるが、一番の苦手でまともに出来るようになったと思えるのは、つい最近のことである。
それも、新卒新入社員が入って来て、彼らの仕事ぶりを見ながら、自分で分かって来たようなところがある。
他人の様子から、ある程度客観的に見られるようになったのだろう。
慣用句のように「いつもお世話になっています」と言いながら、毎回電話をし、そう話ながら、頭の中で話す内容を整理して、相手に伝えている。
言い方は、かつてに比べたら格段に丁寧になっているだろう。
これは、建前的な、いわば雛形のような言い方。
謝罪することも多く、本当に申し訳ないと思っている時もあるが、半ば慣用句的に謝っている時が多い。
時に、一緒に働いている人に、本当に口がうまいと言われることがある。
しかし、昔は先輩社員の電話を見て、何と口がうまいのだろうと思ったものである。
プライベートは別にして、仕事では、口先三寸の人間になってしまった。
俳優が好きでもない女性を「愛している」と平気で言うようなものである。
しかし少し言い訳すれば、これは仕事上なのであって、私生活は違うのである。

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