- 名前
- ブルーローズ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 千葉
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趣味は読書、ヴェニスの商人
2020年03月05日 23:17
先日、TSUTAYAに行って、特に借りたい映画を決めずに、店内を眺めていて、目についたので、借りた。
アル・パチーノが出ているのが、選んだ理由だ。
「ヴェニスの商人」は確か高校の時、宿題か何かで、多分英語のダイジェストのようなものを訳した記憶がある。
シェイクスピアは名前だけ知っていて、作品は未だ一冊も読んだことがないので、内容はほとんど覚えていなかったが、シャイロックという守銭奴が冷酷に借金の代わりに肉を要求するというのは、薄々知っていた。
クライマックスはもちろん、裁判の場面で、頑なに肉1ポンドを要求するシャイロックだが、これが僕にはその前に散々迫害されるシーンがあるので、むしろ肯定的に思えてしまう。
最後は逆転されて、命は助かるが、宗教も財産も家族も全て無くしてしまう。
ユダヤ人に対する差別、偏見は僕の預かり知らぬところだが、だからこそ単純ににユダヤ人差別を酷いことだと感じてしまう。
裁判の途中、シャイロックは自分達ユダヤは差別されているから、復讐するのだと訴える。
逆転され、アントーニオが助かるのだが、僕はそこにはあまりカタルシスを感じなかった。
もちろん、借金の代わりに人肉1ポンドなどというのは、契約として成立しないのだが、どうもシャイロックを応援したくなってしまう。
逆転され命までも取られそうになったシャイロックをアントーニオが慈悲を見せて救うのだが、この映画の中では、シャイロックの印象が強い。
男女の機微とか、男の友情、女の友情様々なものが盛り込まれている。
シェイクスピアを本気で読んでみたくなる。
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