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13th Plaza Hotel Part 12

2007年06月09日 00:29

エコーがかかりながら
浴室の床からたちのぼってくる
卑猥なほとばしりの音。
それを背景音に
「出てる。出ちゃってる。」
おまんこがいいのおおお。」
とわめきながら高まってゆく女。
「見て。見て。オシッコしてるよおお。みてえ。」
全身を震わせながら長く続く放尿
たまらずに垂らしながらしがみつき
そのまま達しているさまも
その恍惚の表情も
春画の域を超えたすばらしい見ものだった。
たしか普通のセックスがしたい、ということで
恥戯が始まったはずなのに
乱交に明け暮れている猥らな日常よりも
はるかに軌道を外れた性に
結局なってしまったようだった。

リモコンのバイブのぼり詰め
飽くことなく性器をしゃぶりあい
挙句が浴室での立ったままの放尿になった。
新横浜ラブホテル
向かいのビルのOLにわざと見せつけながら
窓ガラスを激しく濡らした美女
縛ってほしいとせがみながら
ベッドの上にしゃがんで性器をさらしながら
かまわず放尿して驚かせてくれた人妻
夜の林道に停めた車の
サンルーフから半身をのりだし
下から舐めあげるとたまらず洩らしたセックスフレンド
どの女性も、いま激しく感じながら
立ったままでしているこの女性
負けず劣らず淫乱だった。
負けず劣らずその時の顔が美しかった。
負けず劣らず性にためらいがなかった。
普通のセックスがしたい、
その言葉とは裏腹のような猥らさに
なかば悪戯のように放尿をうながしてみたのだが
ここまで感じきるとは思ってもみなかった。

ようやく勢いが衰える。
膨らんだ性器から流れ出る液体が
ぼたぼたと尾を引き、たらりという感じになってくる。
それにつれて理性が戻ってくるのか
ひどく恥ずかしそうな表情をする。
そして恨みがましい目でにらみつけてくる。
次の瞬間、その目が溶けると
「バカ、バカ。でも、すき。」
とつぶやいてしがみついてくる。
乱交クラブの組織に属しているくらいだから
男好きするそれなりの顔立ちなのだが
こちらとしてはあくまで擬似恋愛の域を出たくはない。
「スキ」といわれるのにむしろ苛立ちを覚えた。
だから、二度と会うことはない。
だから、奔放に乱れたかった。
擬似から本物に動いていきそうな女の情。
乱交の延長でしかない男の欲。
くりかえすスレ違いの構図。
沈黙のままシャワーを使い体を洗いあう。
「ね。こんなに感じるんだね。」
「今度、外でして。」
「昼間の公園で今みたいに立ったままかき回してほしいの。」
「そのままじゃあじゃあってしちゃたいよ。」
放尿の終わりとともに高まりの時は過ぎたはずなのに
自らの言葉にまた酔うように性器を濡らしだしている。
尻を突き出させて軽く挿入したり
洗面台に片足をかけ
てぱっくりと口を開けた
性器を鏡に映しながら指を使ったり
その形のままひざまずいて舐めあげたり、と
洗面所の大きな鏡の前でくねくねとたわむれあう。
「いや。このおまんこいやらしい。」
「ほしいよおってヨダレ垂らしてる。」
「突っ込んでね。ちんぼこ。いっぱい。」
余韻を楽しむつもりが
結局次の行為への前奏曲になった。
再びぼたりぼたりと流れ出す愛液
そのタイミングを見はからってベッドにもつれ込む。
お待ちかねの
普通のセックスはこうして始まった…

(続く)

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