ﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらない･･

一昨日のこと｡通勤時間の過ぎ去った電車に乗る｡営業に向かう私の気分は､雨に濡れたｽｰﾂ以上にへこんでいた｡
乗り込んだ車両の座席にﾄﾞｽｯと座ると､目の前にｽｰﾂ姿の女性が座っていた｡
その車両は私とその女性一人｡女性は相当疲れているようで､首をｶﾞｯｸﾘと傾けて眠っているようだ｡短めのｽｶｰﾄから伸びる脚がとても細くて美しい｡そしてその両脚は力無く開かれている｡
私の目は､自然とその先に向けられた｡真っ白な膨らみをもった部分がしっかりと目に焼き付く｡
女性は全く気付くこともなく気持ち良さそうに眠っているが､時折首を戻したりする｡本当は気付いているのか｡でも気付かれてもいい･･そんな気持ちになってしまう｡そして私をその奥に連れていってほしいと｡
そんなことを考えているうちに､他のお客がどかどかと乗り込んできた｡
一瞬目を覚ました女性は､その目を私に向け､そしてまた眠り込んでしまった･･ﾄﾞｷｯとした私の目には､揃えられてしまった脚が見える｡
電車を降りた｡私の鼓動はしばらくﾄﾞｷﾄﾞｷして止まなかった｡その日は全く仕事に身が入らなかった･･｡