趣味は読書、最初の好物

自分でも理由は分からないが、二日続けて、晩御飯にチャーハンと餃子を食べた。
別々の店でである。
最初にチャーハンを食べたのは、相鉄線の大和駅のそばの街中の中華屋で、まだ小学校に上がる前だと思う。
なぜチャーハンだったかというと、ウィンドウの食品サンプルが美味しそうだったのだろう。
それから、チャーハンは僕の最初の好物になった。
三十代の初めから半ばくらいまで、派遣社員である物流倉庫に派遣され、そこの社員の人達と仲良くなり、釣りに行ったり、パチンコに行ったり、酒を飲んだりしたが、大抵奢ってもらった。
ある日、ある社員の人と二人で仕事帰りにパチンコをやり、その後、その人と一緒にラーメンが美味しいというラーメン屋に連れて行ってもらった。
その時、チャーハンを頼んで、後々まで、「アイツはせっかく美味しいラーメンを食べに連れて行って、チャーハンを食べた」と、言われ続けた。
基本的に、混ぜご飯やチャーハンなど、米に味が着いているのが好きなようである。