趣味は読書、フランシスマクドーマンド

「スリービルボード」という映画を借りて、見終わった。
フランシスマクドーマンドという女優が主演で、ドラマと言える映画を久しぶりに見た気がする。
日本人には、分かりにくい南部に残る差別意識。
映画では、結局、娘をレイプして、焼き殺した真犯人は分からないのだが、その代償行為に出発するところで、本編は終わっている。
フランシスマクドーマンド演じる母親が、犯人逮捕に執念を燃やすのは、娘が殺された原因の一端が自分の発言にあるという罪の意識に苛まれているからでもある。
予定調和的なところもあるが、良かった。
フランシスマクドーマンドを最初に見たのは、遥か昔の映画「ダークマン」。
ヒロインだったが、正直そんな美人とは思えなかった。
「ファーゴ」では、妊娠している婦警を演じていて、同一人とは思えないほどだった。そして、今回の演技である。
いわば存在感のある一般人とでも言おうか。
ウディハレルソン、サムロックウェルなどの共演人もとても良い。