- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
17th Country Road Part 1
2018年08月18日 12:19
仕事帰りに車を停めて煙草を取り出す。
当時は喫煙家だった。
だが家では
なるべく吸わないように我慢していた。
家のそばの学校の駐車場。
少し坂を上って車を停めれば
眼下にいま入ってきた
行き止まりの狭い道が見える。
面倒な電話を終わらせて
のんびりと帰宅前の煙をふかす筈だったが
ふと下を見ると
スポーツタイプの車が停車していた。
駐車があってもおかしくないところだったので
はじめは気がつかなかったが
よく見るとその車は微妙にシェイクし
車内で二つの影がもつれ合っていた。
予想外の光景に思わず見とれる。
こちらも行為にふけりながら
隣に並んだ車での行為を
見つめたことは何度かあったが
上からフロントグラスごしに
行為を見たのははじめてだった。
せっかくの光景だから
煙草をもみ消して覗き込む。
ちょうど2階から隣家の1階を
見るようなアングルだった。
男も女も若い。
「せっかく」のカーセックスなのに
抽送までの時間がひどく短かった。
覗き甲斐がないといえばそれまでだが
若い女性のつけていた白い小さな下着が
ダッシュボードに置かれ、
それ以上に白い両足が
大きく広げられた瞬間の光景だけは
鼓動を早めるくらいにひどく淫らだった。
この光景がフラッシュバックする。
当時つき合っていた女性を呼び出して
中央道を走り
予約したホテルでつながる前に
そこの駐車場で
そして夜の林道で
わざわざカーセックスにふけった。
車の中で下半身を露出させた女を
運転席と助手席の
座席の縁を脚がかりにして
当時のセダンの主流だったサンルーフから
上体を乗り出すように立たせて
雫をたらしながら口を開ける性器を
下からすすり上げるという
狂態を演じたりもした。
ダッシュボードに脱ぎ置かれた
下着の光景は
執拗に脳裏を占めたから
この頃からつきあった女性たちとは
必ずと言っていいほど車内で性交した。
怪しい光景に対する
勝手な思い込みといえばそれまでだが…
どの女性も「いやよ」とは裏腹に
大きく股を開いて、
指を
舌を
性器を
時にバイブレーターを
ぐっしょりと濡らしながら
奥へ奥へと導きいれてくれた。
もちろんそれ以前にも
車内での行為はすでに何度か経験している。
狭い車内。
ウィンドウ一枚だけの戸外。
見られるかも、という恥じらいと期待。
やはり「いや」から始まるのに
行為が進行し、唇や指が愛液で濡れだす頃には
もう完全に羞恥はかなぐり捨てられる。
覗かれたことも何度かあったが
「いや」と言って完全に行為を中止する女性は
むしろ少なかった。
性に強いわけではない。
いつも女性を求めているわけでもない。
ただ、なぜか淫らな女性に「恵まれていた」。
このときの女性もそうだった。
梅雨時だった。
雨が降り続いていた。
人通りの多い自由が丘。
夜の7時ごろ。
頼まれた買い物があって
踏み切りをわたっていた。
当然ながら線路を
何本かまたぐことになる。
雨に濡れた線路は表面が滑りやすい。
気をつけながら歩いていたら
目の前を行く30代前半の女性が
すべって転んだ。
脚をとられたくらいで
たいした転び方ではなかったが
とっさに手を伸ばし助け起こしていた。
広げられた両脚。
スカートの間から白いコルセットが見えた。
パンティではない。コルセットだ。
「固い女性だな」と反射的に思い
せっかく見えたのに
損したような気分にもなった。
なのに
なぜかダッシュボードに置かれた下着の
あの光景が一瞬頭をよぎった。
手を持って引きずりおこしている最中に
警報機がなった。
鳴り出したばかりだから
時間はたっぷりあるのだが
あの音には、いやでもあせる。
肩を抱えるようにして
いそいで踏切を渡りおわる。
「すみません。」
という細い声を背後に去ろうとした時
女が横に並んだ。
「あの、お礼を…」
とんでもない、と断ったのに執拗だった。
眼がきれいだった。
身体の線もきれいだった。
そして何よりも…
セックスフレンドをレズに寝取られたとき
その反動で呼び出して狂ったように抱き合い
その後も露出性交を繰り返した人妻と
なぜか雰囲気が似ていた。
似すぎていた。
それが、よこしまな想いに直結した。
助け起こしたときはなんとも思わなかったのに
訴えるような目つきをされると
なぜか欲望が沸き起こってきた。
あの垣間見たコルセットの下の布を
じっとりと見ながら
奪い取ってみたくなった。
「じゃ。お茶つき合ってください。」
とまさに弱みに付け込むような
せりふをはいていた。
そして、直後には駅前の
洒落たケーキ屋で向かい合っていた。
意外と話が弾んだ。
やはり、あの人妻と同じような境遇。
それなりに満ちたりている。
自由もある。
でも言葉の端々から
満たされていない部分を感じ取っていた。
次は食事だった。
その次は口づけとなり、
そして
激しく身体を求め合うことになった。
(続く)
このウラログへのコメント
コメントを書く