- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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女だてらの処世術
2017年08月19日 00:42
「Hi,Moshimoshi-girl」
(やあ、もしもしお嬢さん)
そんな電話が事務所にかかってくることがあります
実はこれ、私のせい
ここはイギリス、もちろん英語の国なので
電話の対応も、英語が当たり前
私が事務所で働き始めた頃は、電話には出なかったのですが
お仕事に慣れると、同僚からも
「イチゴ、電話に出て大丈夫よ。
何かあったら私が代わってあげるから」
と後押しされ、鳴る電話に出ていたのですが
私「もしもし、あっ違った!(←普通に日本語で電話に出てます)
Hello! This is lawoffice ○○, What can I do for you?」
(もしもし、こちらは○○法律事務所です。どういったご用件でしょうか?)
という意味で私は話していたのですが
これがイギリスで大ウケ
電話してるのに
「What can I do for you?」
これ、普通は目の前にいる人に使うそうで
電話越しでは使わないそうなんです
しかも、法廷関係の電話もかかってくるので
どこかの裁判所の電話も、
私「もしもし、あっ違った!
Hello! This is lawoffice ○○, What can I do for you?」
(もしもし、こちらは○○法律事務所です。どういったご用件でしょうか?)
しかも、同僚たちもイジワルして私に教えない
(心の中で、みんな大爆笑してたそうです)
その代わり、良い事もありまして
ボスの代わりに書類提出などをしに裁判所などを訪れると
裁判所の事務の人「Thanks for calling me. Were you talk with me on telephone?」
(電話してくれてありがとう。電話で話したの君だよね?)
私「Yes, that's I am」
(ええ、あれは私よ)
裁判所の事務の人「You are Moshimoshi-girl.」
(君がもしもしガールだったんだね)
と、話が弾むことも多々あります
ロンドンでは英語を学ぶ日本人が多いそうなのですが
その代わりとして、日本語を教える教室を開催してる日本人も多いらしく
教材の中に登場する、最も有名なフレーズが「もしもし」と電話に出る言葉
それを本場の人間に言ってもらって、かつでたらめな英語で笑わせてくれて
おかげで良い気分でお仕事に励めるよ!
(嫌味なしで喜んでくれてました)
と言われることが多いんです
あとは、某裁判所で同じく証拠提出に行った際に
事務室でおじさんが堂々と、ドラゴンボールのマンガを読んでまして
(このおじさんも職員なのかな?アルバイトかな?)
ぐらいに思いながら
たまたまおじさんが読んでいたページに出ていた「人造人間18号」がいたので
思わず
私「あっ、18号だ」
とつぶやいたら
おじさん「What did you just say?」
(君いま何て言ったの?)
私「じゅうはちごう(18号)」
おじさん「Juhachigo?」
(じゅはちご?)
私「Yes, Hername is Juu-hachi gou」
(ええ、彼女の名前は18号よ)
と教えると、おじさん大興奮して
(面倒なので日本語で書きます)
おじさん「やっぱり彼女(18号)にも名前があったんだな!そもそもNo.18っておかしな言い方だよ。
そうか~彼女の名前はjuhachigoね。ありがとう教えてくれて!!そういえば君も18号と似たような
格好をしているね!君が18号のモデルなんじゃないかきっと!!」
と、どうやらものすごいドラゴンボールファンだったみたいなんですよ
読んでるマンガでは、18号はNo.18って呼ばれてたみたいで
おじさんは常々(女の子なのにナンバーで呼ぶなんて失礼だよ)と思ってたみたいなんです
それが、たまたま現れた私がドラゴンボール原作国日本での名前を教えてくれたもんだから
大興奮した、というわけなんですね
その時はそれで終わったのですが
次にこの裁判所に訪れると、このおじさんがたまたま向こうから歩いてきて
フサフサの自分の髪の上に、クルクル巻いてあるカツラを被って歩いてまして
(さながら音楽室の肖像画のモーツァルトのようでした)
このとき、事情を知らなかった私は大爆笑
そうなんです
あのドラゴンボールを熟読してたおじさんは、裁判官だったんですね
おじさんは私を見つけるなり
おじさん「Hey! Mz. Juhachigo!! Do youhavetime to grab a tea?」
(ヘイ!18号さん。お茶でも飲もうよ)
と、この裁判官おじさんが私のことを18号と呼び続けるので
いつしか、この裁判所で私は「Juhachigo=じゅうはちごう=18号」
というあだ名が付いた次第でございます
書類を出しに行けば「Mornin' Juhachigo!」(おはよう18号!)と受付で言われ
裁判所をウロウロしてれば「Juhachigo? Did you want me?」(18号、何の用だい?)と声をかけられ
否定するのも面倒なので、そのままです
ちなみに、某警察署では「Rally girl」(ラリーガール)と呼ばれます
これは、たまたま警察署で必要書類の受け渡しをした後、帰ろうとしたら
玄関のすぐ横で、お巡りさんが3人でパトカーのボンネットを開けてたんですよ
そのパトカーがスバルのインプレッサだったので
(日本車のパトカーだ)
と思いながら近づいたんですね
その時に、(何をやってるのかな?)と見てみたら
1人のお巡りさんが、手にバルブを持ってたので
(ああ、ヘッドライトのバルブが切れちゃったんだろうな。交換するのか。)
と思ってたのですが、どうやらお巡りさんたちやり方を知らなかったようで
恐る恐るで車の中を覗くだけなんですね
なので、尋ねたんです
私「Is this went out?」
(それ切れてるの?)
お巡りさんA「True.」
(そうなんだ)
私「I canchange it」
(私それ出来るわ)
お巡りさんB「You can't be serious!」
(冗談だろ?)
私「I can! I'mactually going to do it, so please watch.」
(出来るわ!やってみせるから見ててよ)
と、簡単なH4バルブの交換をやってのけると
お巡りさんA「What the heck!!」
(なんてこった!)
お巡りさんB「You're truly agenius!!」
(あんたマジすげえな!)
お巡りさんC「Are you mechanic?」
(あんた整備士かい?)
と、大した作業でもないのに感心されまして
なぜか次に警察署を訪れると
「Hey! Rally girl!」
(ようラリーガール!)
と呼ばれるようになってました
あのときのお巡りさんたちが言いふらしたようなのですが
①俺たちはヘッドライトを交換しようとしてた
②どこからともなく、東洋人が現れて「やってあげようか?」と言ってきた
③流れるように作業を済ませ、俺たちに微笑んで立ち去った(大分誇張されてます)
④あれは一体誰なんだ?と署内で尋ねたら、○○事務所の子だと分かった
⑤彼女をラリーガルと呼ぼう(車種がインプレッサだったから)
という流れだそうで
なので、交通事故案件の重要な書類を持って行っても(ハ~イ!ラリーガール)
保険絡みの難しいことを聞きに行っても(ヨー!ラリーガール)
・・・まあ、別にいいか
という流れです
ただ、顔を知ってもらってると色々と便利で
書類の順番待ちでも、数人飛ばして「Next please Rally girl!」(ラリーガール、どうぞ!)
と呼ばれたり
裁判所でも、記入漏れや書き間違いがあると
「Juhachigo, Could you fill in the blank?」
(18号、ここの空欄を埋めてね)
と、書類を突っ返されたりしないので便利です
なかなか生活に慣れるのも大変ですが
こうして知り合いが増えることによって、助かることも多々あるのです
このウラログへのコメント
こんにちは。
イチゴちゃん、サイコーっすなぁ…(=´∀`)
イチゴちゃん、ご無沙汰しております。
脚を怪我?したことも知らずにいました。
貴女の生き方は人生を楽しもうとしている健全な人々にとっての、素敵なスパイスになるのですね。否定しない懐の深さにも感心です。
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