遂に来たぜ62イ意

皆様、ええ金曜の夜を過ごしてはりますか。


フェイクな関西弁が一部で人気のベソでございます。


さて。


わしが何度も取り上げているスパムメールの話題。


これが「あげます」という金額が記されているものが少なからずありますが、今回受け取ったものに遂に、という金額がありましたのでそのお話。


以下、引用です。

----- Original Message -----
From: 桐 崎 <PGP5XKE5wE@m9zuaf.com>
Date: 2017/7/7, Fri 17:24
Subject: Ｅ　68ｲ意は貴方の所有物です。ですから、お渡しする為にご連絡を差し上げたのですが進めても宜しいでしょうか？この一通で最終決断をお願いします。 桐崎典弘より

新しいメールです


桐 崎様　より


68ｲ意は貴方の所有物です。ですから、お渡しする為にご連絡を差し上げたのですが進めても宜しいでしょうか？この一通で最終決断をお願いします。 桐崎典弘より


　http://m9zuaf.com/EEs/GIh0/JBFL/wELy/ENytIAKFwNLApRxIICiia

（引用終わり）


この「桐崎典弘」という名前はスパム用に創造された実在しない（か一般の）人物の名前のようで、検索してもスパムの情報以外はヒットしません。この辺、「クリス岡崎」を騙ったスパムとは趣が違います。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12149065672


わしが興味を引かれたのは「億」の表記です。「イ意」と部首と旁をわざわざ分離して表記しています。


「億」やとスパムフィルターに引っかかるとすれば、「億」を騙るスパムメールがそれだけ増えているということになりますな。


一時、若者層が「神」を「ネ申」と表記することを始めた時、わしは顔をしかめたものです。


が、考えてみればこれは仮名を持つ我々やから出来ることで、本家の中国では真似が出来ない漢字の発展形と言えなくもない。それに気付いてからは静観することにしました。



そうするとスパムメールをひねり出す詐欺業者も国威発揚の一端を担っているという理屈?




それはちょっとねえ。



あの連中の中に日本ラブな人材がほんまにいるのかどうかすらわしには疑問に思えます故。




皆様、ええ週末を。