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何処がラップやねん
2017年05月15日 22:17
皆様、ええ月曜の夜を過ごしてはるでしょうか。
神戸は美しい夕焼けでした。明日もきっとええ天気になると思います。
さて。
普段は相手にしないNYタイムズ(何せ日本支局が築地の朝日新聞本社にある)ですが、今日は面白い記事を載せたので紹介します。
https://www.nytimes.com/2017/05/12/world/asia/china-south-korea-thaad-rap-video.html?action=click&contentCollection=Asia%20Pacific&module=RelatedCoverage®ion=EndOfArticle&pgtype=article
この記事が取り上げたのは共産中国で活動する「CD Rev」という名の自称ラップグループ。
で、わしは驚くというより呆れましたよ。
NYタイムズの記事によると彼らの音楽は一貫して中共政府を礼賛する内容です。政府を擁護するラップ。体制におもねるラップ。
この記事で紹介された動画では米軍が韓国にTHAADを配備したことに対して「ふざけるな」という調子でラップしています。
https://www.youtube.com/watch?v=9p0nQdvHOOo#action=share
これがどれだけ異様なことか、わしには表現できません。皆様ご存知のようにラップとは貧困に喘ぐ米国の黒人が体制、社会への不平不服不満怒り衝動破壊転覆等の思いを込めて成立させた、それはそれは痛々しい音楽のジャンルです。そこにあるのは痛み、不満、怒り等のネガティブな衝動だけで、前向きな感情はひとかけらもないことがラップの定義なのです。
その表面だけを見て子供に真似させることがどれだけ的外れで恥ずかしいことか、「我が子にヒップホップを躍らせて喜ぶバカ親」というタイトルで数年前にわしはログにしました。それを知る人は我が国では今でも少数派で、子供にラップを躍らせて喜ぶ無知な親が一定数いることにわしは絶望しています。
しかし。
上には上がいるというか、世の中広いというか。
我が国のバカ親どもは恥ずかしいですが、ひょっとしてそれ以上に馬鹿がいたのかも知れない、とわしは今日感じました。
上の動画、見ましたか?
共産中国の若者が、見事に習近平の代弁をしています。
いっそ、こんな若者を使わず、習近平がラップするならまだ褒めてやりたくもなりますが。
彼らがこうして習近平政府の代弁をすることをどう感じているのか、知る術もありませんが。
わしが言えることは、こうして体制の代弁者として活動することはラップが寄って立つ精神から最も遠いところにある、未来永劫相容れない行為である、ということです。
彼らが仮にも自らをラッパーと呼ぶなら、自分達がやっていることがどれだけ外道で、恥ずかしいことであるかを理解していて欲しいものです。
彼らは尊敬するラッパーとしてエミネムを挙げています。
わしは絶句しましたよ。
かのエミネムが彼らの音楽を聴いたらどう評するか。
興味が湧きますが、これも知る術はありません。
出来たら、Those Chinks ain't rappers, rappers don't rap on behalf of communist governmentというタイトルで歌って欲しいものです。
このCD Revと我が国の「我が子にヒップホップを躍らせて喜ぶバカ親」と、どちらがより恥ずかしく、外道であるかを考えるに、わしは我が国の「我が子にヒップホップを躍らせて喜ぶバカ親」の方がまだマシである、と結論します。
それは、少なくとも我が国の「我が子にヒップホップを躍らせて喜ぶバカ親」はマイナスではない、と思うからです。
ラップの精神を無視して真似る。これはせいぜいニュートラルな行為でしょう。
しかし、政府を支持し、政府の代弁者となって外国を攻撃する手段となる。これはラップに対する冒涜であり、途方もないマイナスの行為なのです。
よって、わしは中共で政府の手先となって活動しているこの自称ラップグループを糾弾します。
情けない。
ほんまにラップしたいならチベットやウイグルで民族浄化の対象となり日々殺され続ける少数民族の代弁をしてみろ!
そしたらエミネムもきっと尊敬するで。
ま、そうして習近平の腰巾着がせいぜいの外道には無理な注文やけど。
このウラログへのコメント
ほおおおお~
久しぶりに硬派本道という感じのログですな。
勢いでログの中に書いてもうたけど、習近平がラップしたら観たいやろか?
う~む。悩む。
しかし、それがプーチンなら観たい。
ラップの動作の中に柔道の投げ技を取り入れてラップして欲しい。
それなら是非観たい。
ならば安倍首相は?
ちょっと雰囲気違うなあ。
もっと違うのはトランプか。言わずもがな…
習近平のラップ…
見てみたいかも(⌒-⌒; )
> ゆりあさん
ほんまやね。わしも書いて思ったけど、もしほんまにそんなものがあれば見てみたいわ
しうじんぴんのラップ・・・プププ
CD Rev.は習近平に強要されているのでは??
ま、やらせってやつ。
ヒップホップをダウン症の子が踊り、米にも遠征しました。
24時間TVにも出ました。
単にリズムが好きでやってる人もいるので…
> masagoさん
ちょっと見てみたいよね~
> ☆mina☆さん
やらせであろうとなかろうと、体制におもねり支配者に媚を売る時点で彼らはラッパーを名乗る資格はない。
ダウン症の子のヒップホップの話をわしは全く存じないが、形だけを真似たのなら
> ☆mina☆さん
それは既にラップではなく他のもの。ラップは政治的主張なのが本質で、単にリズムが好きで真似るのは間違い。
しかし、そんな形があってもええとわしは思う。人気が出て表面だけを見る人が
> ☆mina☆さん
現れるのも自然な流れやと思う。それはいわゆる「大衆化」というヤツで、あらゆる芸術の形に不可避的に生じる副産物なんやろう。つまり、パイオニア達が謳っていた主義主張とは無縁の二次的な
> ☆mina☆さん
形態。そのダウン症の子が反体制を表現する一形態としてラップ/ヒップホップを選んだなら本物やけど、そうでないならパイオニア達の形を借りて新しく生じた表現の形、と言えるんやなかろうか
ダウン症の子供にヒップホップは、ましてや24時間TV。
これは私は違和感しかありませんけどね。
それこそが障害差別です。
賛否両論は世の中にも溢れました。
当事者にしか、わからないものがあると思う
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