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果てしない希望  vol.3

2007年04月06日 23:59

ずっと、ずっと、一緒にいられる。

そんな風に感じていた。




毎日がとっても幸せな時間だった。


大好きディズニーランドに合計8回行ったね。
ディズニーシーは2回。

私がディズニーヲタだから、パークではいつも彼を振り回した。

いつの間にか、彼がパレードやショーの音楽を覚えてしまうくらいつき合わせていたようだ。

私のわがままにこんなに付き合ってくれてありがとう。






「亜衣、大好きだよ」

彼が私に優しくキスをする。



初めての夜――

親と同居をしている私はいつも、お泊りが禁止なのだ。


だけどこの日は特別。
大晦日から新年の幕開けの日。

除夜の鐘初詣を終えた私たちは、地元のラブホテルに身を潜めていた。



身体を重ね合わせる経験は、初めてじゃない。
彼とだって何度も一つになっている。




それなのに・・・・

どうして、あの夜はあんなに切なかったんだろう?





彼が私に覆いかぶさるように抱きしめる。

暖房をつけたばかりの部屋はまだ、肌寒かった。


でも、ベッドの中はふたりのぬくもりでいっぱいになっている。





この感覚が、幸せ。



私は彼に愛されているんだなぁ・・・・















涙が溢れた。

















過去の私――そう、デリヘルで働く高校生だった。








「亜衣」
そっと唇を離した彼が心配そうに苦笑いをする。
「泣くと化粧落ちるよ?涙、黒くなってる」








あのときよりもメイクが濃くなった私。
親には「キャバクラ嬢みたいで気持ち悪い」とか言われるほど厚化粧だったのかな?

自分の何かを隠したくて、
何を隠したかったのかはわからないけれど、とにかく化粧をする人になったのは事実。

特にアイメイク(目)には気を使った。





そんな私が流す、マスカラアイライナーで黒くなった涙は、

まるで、汚れた私の心をそのまま表に出しているかのようだと思った。。。







「ごめん」

彼の顔をまっすぐ見れない。




「私、愛される資格なんてない」












そんな複雑な気持ちが、彼と私の始めての夜の幕開けだった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





眠い。。。(^^;;


お休み~♪

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