抱いてくれたらいいのに

打ち寄せる波の音

頬を撫でる緩やかな風

遠くに中部国際空港の眩い灯り



悲しい時 いつもここに来るの



涙を捨てに・・・



ここは誰も知らない私だけの秘密の場所



この前来たのはいつだったろう



心が不安定な時

なぜだか ここへ来て

こうして 堤防の上に座って

行き交う飛行機の灯りを見るの



いつも いつも灯りが滲んで

頬にあたたかいものが流れていく



潮風がいつしかそれを乾かしてくれる

私の心を支えてくれる



それまで何時間でもここにいるの



もう来ないはずだった



もう泣かないはずだった



そう決めていたのにな



お願い 今日だけ今夜だけだから



忘れるつもりで来てるのに

どうしていろいろ思い出しちゃうんだろう



後ろから痛いくらいあなたにぎゅっと抱き締められるのが好きだった

ちょっと煙草の香りがするあなたの胸が好きだった

すべてを包み込んでくれるようなあなたの腕の中が好きだった



もう置いていくね

いろいろな思い出

最後の涙と一緒に



私は もう泣かないよ

そして

ここにも もう来ないようにするよ



ここには 悲しい思い出がいっぱいあるもの



明日から 笑えるかな



きっと笑うから



必ず笑うから



だから



だから



お願い



このまま私のことを



抱いていてください





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いつもいつも未練がましい そして女々しいですよね

だから今回は もし自分が女性だったら…
という視点から書いてみたけれど

やっぱり未練がましくて女々しいですね(笑)

今時の女性はもっと強いよ！

ってお叱りを受けるかもですね



心の傷 治ったつもりなのに

ちょっとしたことですぐ むず痒くなって

気になって 再発させちゃうね



いっぱい傷がある方がカッコいいでしょ？
(そうでもないか…笑)



傷の数だけ 優しくなれる

そう信じてます

勝手に…(笑)