男性器と女性器

我ながら想う。なんと男性器はシンプルにできていることか。
比べて女性器のなんと複雑で神秘的な構造か。

なんせ男性器は見たまんまが全て。
女性器はそもそも産科の先生でもない限り見えない。
これは女性でも同じ。

さんざん女性を昇天に導くのが・・・云々と御託を並べる僕だってやっぱり女性から生まれている。
あの神秘の産道を通って生を受けた。

産まれた場所に帰るというのなら、女性は子宮という宇宙を自らの体の中に最初から宿している。
そして男は産まれた場所に帰りたがって、今日もまたあの街でもこの街でも必死の口説きを続ける。
バカ息子の感覚を鋭くしながら、目に見えぬあの道の触感を今日も味わっているわけだ。

やはり女性にはかなわないね。
無条件のリスペクトの対象です、ずっと。