デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

趣味は読書、禁断の扉を開ける

2015年10月05日 04:18

読書という趣味が、本を読む、或いは活字を読むということだけだったら、自分の読む全ての本は、多少の不自由はあっても図書館を利用すれば良いのだ。卑近な例で言えば、僕の住んでいる地域の図書館は、二週間で10冊まで借りられる。勤務先の図書館も利用出来るから、それ以上の本が借りられる。
休日を利用して、多少の不便(少し遠い)を厭わずに通えば、ずっとタダで読書出来る。事実、そういう人も多いだろう。
純粋に読むことだけが目的なら、それで良いのだが、人間には所有欲や収集欲、そして大袈裟に言えば一部の人には歴史を振り返るのが好きな人がいて、読んだ本を手元に残して置く人が多いのだ。もちろん僕も、その一人なのだが、一度やむなき理由で、ほとんど全ての蔵書を失った。
今、手元にあるのは、多分30冊にも満たない文庫本である。
失った本の中には今では手に入らないものも、沢山ある。
元来、読書の世界では、日常と違い僕は綺麗好きで、本を購入する時でも数冊を手にとって吟味し、一番綺麗なのを選ぶほどである。だから、一度は他人の手垢の着いた古本は嫌いなのだが、かつての自分の本棚完璧とまでは言わずとも、再生するには、古書を購入するしかない。
今まで、神保町へ行っても、「三省堂」と「書泉グランデ」の二店を訪れるだけで、古書店にはほとんど足を運ばなかった。
しかし、これから自分の本棚の再生復元を、読書のもう一つの柱にしようと決めたので、新刊書店だけでなく、古本屋が僕の守備範囲に加わって来ることになる。
庭で盆栽いじりをしてたのに、急に森林探検に出かけるようなものか。
釣り堀で釣りをしてたのに、大海原に単独で漁に出るようなものか。
世間には、数多の古書マニアが存在する。僕もその仲間入りをすることになりそうである。
古書の世界は、ある種の潔癖症さえ克服すれば、無限の広がりを見せる宇宙のようなものである。
ともあれ、禁断の扉をノックもせずに、開くことになりそうである。

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ブルーローズ

  • メールを送信する
<2015年10月>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31