女性向けファンタジーSM映画「フィフティー･シェイズ・オブ・グレイ」

女性向けSMファンタジー映画「フィフティー･シェイズ・オブ・グレイ」

あなたは今年の春「Fifty Shades of　Grey」を見ましたか。　私は原書で、全三章におよぶ長大な小説を読んでいました。50代のご主人の入る英国女流作家の作品で、原作ではSMプレーとパートナーの心の葛藤、奴隷契約書、調教方法など、ことこまかく書かれていて、女性向けSMプレー指南書ともいえる本です。　バージンの女子大生が、億万長者の若き会社CEO　Mr. Greyにインタビューで出会ったことから始まり、セックスはしないと宣言する彼が、彼女に恋に落ちて、SMプレーを手ほどきをしていくお話。　ハリーポッターを超えた世界的な超ベストセラーで、それ以来、ヨーロッパのラブホテルのベットには四隅に手錠のついた部屋が増えたとか。

2年間のお付き合いが続くSMプレイメイトで、大学の数学講師の奧さんを誘って、映画の公開と同時に鑑賞に行きました。　R-15版とR-20版があります。
映画はとてもきれいで、特に深夜のシアトルの上空を自家用ヘリコプターで飛ぶシーンは目を見張りました。　同行の彼女がいうには、まるでハーレクインロマンそのままですね、との感想でした。　私もまさにそのように感じました。　おどろおどろしいイメージのSM風エロティシズムが皆無で、男の私は途中で飽きてきました。
映画の世界的大ヒットから、来年、第二章の撮影が始まります。　二人はそこでどうなるのか？　小説を読めばわかりますよ。　SMはもはや普通の男女のお遊びになりましたね。ちなみに、映画の観客の80％は女性だったとか。