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冬の彼方へーーーエピローグ12

2015年05月02日 23:55

神崎は咲紀の手の柔らかな感触に驚いたのだ…。
外見からは引き締まって見える身体つきにもかかわらずふわりとした感触…

次の瞬間…とっさに神崎は咲紀の身体を抱きしめた…
「ああ…しばらくこのままで…許して欲しい…」
咲紀は突然の事で何が起こったのかわからなかった。
「神崎さん…」
背中に回された手に力が込められるのが感じられ…
そして咲紀は神崎の顔を見上げる…

「どうかしまし…た…?」
咲紀が聞くのを待たず神崎はその唇を奪った…。
酔っているのだろうか…どうしたら…
戸惑う咲紀の口を塞ぐように神崎はキスをする…
そしてそれはすぐには離されず…

神崎は咲紀の身体を更に密着させて離さなかった…
まるで美紅の代わりに抱きしめるかのように…
神崎の舌は咲紀の口をこじ開けるかのように、
そして咲紀の舌に絡ませる…
「う…ん…」
咲紀は思わず声を漏らした…

「咲紀ちゃん…」
神崎は咲紀の手を引き駅へと続く商店街路地へと導いた。
店の外れの路地裏…街灯の無い人一人歩けるかどうかの狭い暗い路地へと…

「俺…どうかしてるよね…
咲紀ちゃんが欲しい…」
そして再び咲紀の唇を吸う神崎…
咲紀もほろ酔いながらもそれに応えるのだ…
「神崎さん…私も…」
神崎の手は咲紀のスカートをまさぐるようにたくし上げていく…
そして咲紀も神崎の股間の固くなったものに触れていく…

神崎は咲紀のパンティの中に手を差し入れ
その指は咲紀の奥へ奥へと進んでいく…
「あ…ん…」
咲紀は喘いだ…神崎の指が咲紀の中に挿れられかき回す…
咲紀も神崎の固いものを上下にさする…

くちゅくちゅと出し入れされる指に咲紀の体は反応する…
「もう…だめ…我慢できない…神崎さん…」
「ああ…俺もだ…咲紀…」
二人はそう言うと堰を切ったようになった…
神崎はズボンのベルトを外しパンツを下げ咲紀にペニスを差し出すようにした…
咲紀は身をかがめてゆっくりそれを口に含んだかと思うと…
神崎のペニスをしゃぶり上下に舌を這わす…
ああ…神崎が喘ぐ…

ひとしきりしゃぶらせた後神崎は咲紀を路地の店裏の壁に手をつかせ、
スカートをたくし上げるとパンティを下げ、色白の尻をまさぐる…
そして…尻を突き出させたかと思うと一気に咲紀の中にペニス挿入した…

「あっ。ああ。ああ…」
強く激しく後ろから突かれ咲紀は喘ぐ…
「ああ。ああ。ああ…」
神崎の動きは時に激しく時に緩慢に咲紀をいたぶる…
咲紀は濡れに濡れぐちゅぐちゅと厭らしい音が路地裏に響く…
「すごい…です…気持ちいい
もっと奥までしてください…もっと…ああ…ああ…」
「こうかい…?こうして欲しいの…?
ああ。ああ。ああ。ああ…」
「う…ん…いい…ああ…」
神崎は動きを早くする…
咲紀もそれに合わすように腰を振る…
とうとう我慢できなくなった咲紀は喘いだ…
「もう…だめ…もう…いっちゃいそう…
強く突いて…ください…ああ…」
「俺も…もういきそうだ…いっていいかい…
ああ…ああ。ああ。ああ。あ…っ。」
そう神崎は言うと素早く咲紀を振り向かせ口を開けさせると
そこに向かって勢い良く白くどろりとした液体を放った…

口に放たれたザーメンを咲紀は呑み込み、
口の周りに垂れた液体で唇をなぞった…




美紅は降車駅で電車を降り駅を出た。
青白い光る月夜の下を家路へと急いだ。
あの公園の横を通り過ぎながら美紅は思う…
これでよかったのだ、と。
桜は既に散り葉桜となったが、美紅の心は軽やかだった。
まるで心に咲く花のように
美紅はまっすぐ顔を上げて家へと歩みを速める。
私はこれから命を育てていく…
新たな生命の誕生の為に生きていくんだ、と…。

このウラログへのコメント

  • けろ 2015年05月11日 17:45

    最後がなんともいえなくいいです。「冬の彼方へ」らしい見せ場を作ってくれました。咲紀のお尻もおがめたし

  • ジョシュア 2015年05月11日 17:49

    > けろさん

    季節はもう夏へ…
    機が熟したら新しくお話作れるよう充電しときますね(^_^)

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