「忘れることにしてる」

そんな事言われたら…

私の血を騒がせることになった出来事がある。私のためにしてくれたこと。今まで抑圧していたモノを解放させてくれた。

自分では普通だと思っていても、他人から見れば私は普通じゃない。それは今までの経験でわかってること。理解してもらえないことの方が多い。理解してるふりして興味本位で踏み込んで嘲笑われたこともある。馬鹿扱いされたこともある。私は壊れてる。それを隠して笑ってきた。でも限界だった。笑えなくなった。自分で自分を傷付けた。痛みが唯一の救い…苦しくて苦しくて手を伸ばした。伸ばした手を優しく握りしめてくれた…その手がなかったら私は今、この世で笑っていないかもしれない。

私を救ってくれた出来事。
それをなかったことには私にはできない。それは私自身の人格をなくすことにもなる。その出来事は私を救うのと同時に血の騒ぎを止められなくした。それを無理矢理抑えることはもうできなかった。精神が異常を来すのはわかり切ったことだった。
なら堕ちるところまで堕ちてやろうと思った。そう思えたら騒ぎを代償させる手段を見つけた。だから…

貴方には辛いことかもしれないけど…

忘れないで…