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出生前診断について思うこと。

2013年07月19日 01:35

太陽の下が似合わない皆様こんばんわ。
なんつって。

あー
いかん
今日は皮肉屋ですね。

売ってないのはヒニクとアイニクだけ
by某肉屋トラックに書いてある文言


さて
今日はかなり真面目でヘビーな話なので
ライトな気分でいたい方はここからお引取りを。







夜も遅くおうちに帰ってきて
ご飯食べながら新潟日報を広げたところ。

出生前診断 陽性29人
という見出しが。

29/1534人 1.9%

この率が多いか少ないかはどうでも良いとして。

21トリソミー(ダウン症)が16人
18トリソミーが9人
13トリソミーが4人

6人が羊水検査で異常確定。
2人が人工妊娠中絶

うーーーーーーん。

出産前と後
両方で障害が発覚した経験がある身としては
前々から出席前検査というものは
どうなのかなーともやもやした気持ちをもっていました。

だから
この件は何か書かなければいけないと思って書いています。

私の経験上
障害があることを
出生前に知っても
後で知っても
苦しみは大して変わりません。

出生前に知るとどなるか。

中絶か産むかで悩みます。
周囲は中絶しろといいます。
身内は先の苦労を心配して言ってくれます。
周囲の目を気にして言う人もいますが。。。

でも
中絶殺人という罪の意識があります。
罪の意識が強い人は中絶できません。
悩んでいるうちに産れてしまいます。

そして
年をおう毎に同年齢の子供との差にガッカリします。

上の子供の時の話です。

では
産まれてから障害が発覚する場合はどうでしょう。

産まれたばかりは
あまり差が出ないので普通だと思います。
徐々におかしいことがわかってきます。
それを認めたくなくていろんな理由を探します。
少しゆっくりめの成長なんだ。
目の錯覚
気にし過ぎに違いない。

どこかの段階で
障害の恐れが強いことを医者から言われます。
そこで初めて現実を突きつけられます。

下の子は低体重で産まれて
退院間近で言われました。

両方経験した身としては
先に知ろうが後で知ろうが大して違いがないというのが正直なところです。

差があるとすれば
知る時間が少し遅いだけ
後で知った方がマシという程度です。
その差もハナクソみたいなものですが。。。

『先に知る』ということは
必ずしも人を幸せにするとは限りません。

仮に先に知って中絶したとしても
中絶したという事実が残るので
生涯
罪の意識を背負うことになるかもしれません。
障害があるから殺していいのか?
しかも自分の子供を。
自問自答することになるかもしれません。
殺してから自問自答しても元には戻りません。

そもそも
出席前検査って
何のために導入されたのか
よく意味がわかりません。

中絶しろってことなのでしょうか?

前に知れば
苦しい選択を強いられる。
後で知れば
苦しい現実を強制的に受け入れさせられる。

前者の方が選択権があるからマシということなのでしょうか?

障害者が増えているから
これ以上
社会のお荷物が増えないように
中絶の方向へ導こうということなのでしょうか?

あまり意味のないことのように思えます。

障害児でも
自分の子供ならかわいいし
産んでくれてよかったなと思ってますけどね


障害児=不幸
という単純な図式の上に成り立っている検査のようにしか思えません。

確かに大変な部分はありますが
=不幸ではないです。
少なくとも私自身はそうです。

何が言いたかったかというと
個人的には
どんな子供でも
自分の子供なら
かわいいと思えるのではないかなということです。
現実は過酷だとしてもです。

派生してもう一つ
高齢出産は明らかに障害児が産まれる確率が高いです。
残念な話ですが
卵子精子も劣化しています。
何事も旬な時期があります。
卵子精子も例外ではありません。

だから
高齢出産
障害児が産まれるリスクをある程度認識したり
覚悟したりする必要があると思います。

自分は大丈夫なんて幻想に過ぎません。
産まれる時は産まれます。

世の中に絶対大丈夫出産なんてありません。

だから
若い人は
健常の子供を産みたいなら
若いうちに産む方がリスクが少ないという現実を
もっとよく考えた方がよいと思います。

いつまでも若くはありません。
自分は大丈夫なんて幻想です。

この先
子供が産みたいと思っている方は
年齢や
出生前検査について
よーく
よーく
真剣に
考えた方が良いと思います。

障害児でも全然気にしません!
という方は
全く気にしなくても良い話ですが。

夜も更けました。
寝るとしまーす。

読んでくれた方
最後までありがとうございました。

おやすみなさい。

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