- 名前
- Kevin (えいゆう)
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 心も,体も、そして脳も刺激します。 いきなりメールをしても返事は返ってこないと思いま...
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冷たい耳
2013年03月12日 06:28
ふさふさした耳を、噛みそうで、噛まない位の力で口にいれてみると、僕の体温より低いことがよく分かる。あー君の耳はこんな冷たかったのねと、頭をなでる。
正直好んでいるのか分からないが、もっともっとという様に僕の腕にしがみついてくる。きっとこの感触がたまらないのかもしれない。そんな訳でもう片一方の耳も口に入れてみる。
もぐもぐと口のなかで耳のマッサージをする。うんともすんともせずに、じっと僕の腕に体を寄せて座っている。
どこまで我慢ができるのかなと思い,少し力を入れて噛んでみる。思わず噛みちぎれると思えるほど、君の耳は薄い。どこまで君が痛みを我慢できるのか、そしてどこまで僕が噛みちぎりたいという衝動を抑えられるのかが一種のスリルである。
こんな事を繰り返しているうちに、耳の方僕の体温よりも暖かくなってきた。そして少し暖かい春の日の午後が刻々と過ぎていく。
このウラログへのコメント
> はすさん
もう少し我慢してみましょう。痛みにも慣れる事ができます。
> Yukoさん
その辺の微妙な感覚が何とも言えなく、いいと思いません?僕はそういうの好きです…。
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