- 名前
- 笹熊猫 尚輝
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- ※現在は、ウラは利用していません。 ウラプロフィールからの「スキ!」や「ウラメール」...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【衝撃!大ヒット収入58億円映画の原作使用料は100万円だった!!】
2013年02月26日 23:12
【大ヒット映画『テルマエ・ロマエ』の原作使用料は100万円
格安で作品を買い叩く業界システムとは】
メンズサイゾー(2013年2月25日19時00分)
23日に放送されたバラエティー『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』
(TBS系)で、映画化もされた人気マンガ『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリさんが
「映画の興行収入は58億円だったが、原作使用料は約100万円だった」と告白したことが話題
になっている。
ヤマザキさんによると、出版社から突然「原作使用料として100万円ぐらい入金されるからよろ
しくね」と映画化を伝えられ、金額も勝手に決められていたという。さらに、ノーギャラで映画
の宣伝活動もさせられ、一日中拘束されることもあったようだ。周囲からは「映画がヒットして
儲かってるんでしょ?」と盛んに言われたそうだが、ヒットしたからといって追加の報酬がある
わけでもなく、本人は「1ページ2万円弱の原稿を描いてたほうがまだ儲かる」と思っていたそう
である。
この告白に対し、ネット上では「え、たったそれだけ? 本当ならひど過ぎ」「この原作だか
らヒットしたのになあ…」「これじゃ原作者の意向を無視した映画化が横行するわけだわ」など
といった驚きの声が上がっている。
過去には、同じく映画化された人気漫画『海猿』の作者・佐藤秀峰さんが「映画の2作目が公開
された時、もらったお金は250万円くらいだった。70億ヒットとか言われても関係ない」と告白。
佐藤さんは「漫画家はいい様に利用されていて、 それでも映画化されると喜ばなきゃいけない。
なめられてると思う」とも語っており、その後は行政書士に立てて自身で交渉し、10倍以上の原
作使用料を得たという。
近年はドラマや映画の原作にコミックが使われることが多くなったが、原作者にとって映像化は
それほどおいしい話ではないようだ。
「原作使用料の相場は、映画の場合は200~500万円、ドラマの場合は1話あたり20~40万円ほど。
ドラマの再放送や映画のテレビ放映、ソフト化となれば、それに応じて追加の使用料が入ります。
基本的には、著作の宣伝になるという名目があるため格安に設定されていますが、特に根拠のある
明確な基準があるわけではない。単に業界の慣習というだけですね。交渉すれば興行収入に応じた
ロイヤリティを発生させることも不可能ではないはずですが、テレビ局や映画会社はそういった契
約を結びたがらない。あくまで『映像化すれば宣伝になるでしょう』という上から目線のスタンス
が定着しています。出版社側としても、著者の利益よりも本の宣伝等で自社の利益になる契約の方
が優先ですから、作家がしっかりしないといいように利用されてしまいます」(出版関係者)
また、コミックやライトノベルが原作になるアニメの世界では、原作使用料は実写化よりも多少
安く、1話あたり10~20万円ほどが相場。1クール(13話)放送したとして、130~260万円ほど
が原作使用料として支払われることになる。だが、アニメ化は原作料よりもグッズのロイヤリティ
収入がメインとなっており、DVDやグッズの売り上げの0.5%ほどが著作権料として原作者に支払
われる。こちらはグッズ展開が豊富な分、実写化における報酬割合よりも良心的といえるかもしれ
ない。
今回明らかになったヤマザキさんのケースからもうかがえるように、コミックの実写化において
テレビ局や映画会社が出版社と懇意になり、ゼニ勘定や法律にうとい作家を利用してきた面がある
ことは否めないだろう。佐藤氏のように業界に反旗を翻した作家もいるが、多くの作家は立場的に
泣き寝入りせざるを得ない状態だ。このような作家に不利でテレビ局や映画会社に有利な状況が、
昨今のコミック原作のドラマや映画の氾濫につながっているともいえそうだ。アイデアを生みだす
作家がいなければ作品自体が成立しないだけに、正当な報酬が支払われるようになってほしいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
◆この記事の著作権は、メンズサイゾーに帰属します。◆
【naoki-XYZコメント】
『テルマエ・ロマエ』興行収入58億円に対して、原作使用料がたった100万円とは開いた口が
ふさがりません。
その点、『海猿』の作者・佐藤秀峰さんは、自衛策をうまく取りましたね。
これが、現在騒動になっているフジテレビとの絶縁宣言の発端かも知れませんね。
作家不利の状況が打破される状況になると良いですね。
(´・ω・`)naoki-XYZ
このウラログへのコメント
コメントを書く