- 名前
- ふうりん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 若い時は、芳本美代子とか、中山美穂とか……なんて 言ってくれる方はいましたが(^^;...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
すれ違いと回り道
2012年12月17日 00:26
さて、少し前に書いた中学時代に気付かなかった恋の話。
その中学時代、私が片想いをしていた彼の話を……
中学時代に私が片想いをしていた彼は、野球部のエース。
小学校の頃からソフトボール部で、中高と野球部では常にリーダー格。
打って良し、走って良し、小中の間はずっとピッチャー。
当然、モテモテな彼ではあったのだけど……
家が歩いて3分ほどの距離。
親同士も仲が良く、家族同士の付き合いもあって、
気心が知れた関係だった。
友だちだと思ってた気持ちが、
ある日突然、自分の恋ごころを同級生から指摘され
それまでの、ナチュラルな付き合いがギクシャクしはじめた……
友だちだよ、きっと恋じゃない。認めたら、友だちでいられなくなる。
そう思えば思うほど、空回り。
そして、それが、私とその彼のお互いの気持ちと関係なく
同級生の中で勝手にひとり歩きしはじめた。
「ふうりんって、野球部のY君が好きなんだってよ」
「YはMちゃんが好きなんじゃなかったか? 」
「Yが両方付き合えばいいんじゃね」
「ふうりんがYに捧げちゃえば~」
「やったもんがちじゃね。Yがどっちとやるか」
……
……
……
勝手な臆測、
勝手な噂
同級生達がヒソヒソと。
ヒソヒソどころか、いつの間にか噂の標的に。
本人の気持ちは本人同士でどうにかするから、噂しないで……
その彼は実際に違うカノジョがいて、噂がたったからといって
私と友だち以上になることもなかったけど、
私と友だちをやめることもなかった。
「どうして、自分の気持ちを伝えてあげないの?」と
私の友人が彼に直接尋ねると、
「嫌いなわけじゃないんだ。
でも、守ってやれなくて、ごめんなって伝えてくれ……
友だちだと思ってるから」 と言われたと。
同じ高校に進学して、当然彼は野球部へ。
彼を追って入ったわけではないけれど、
たまたま、中学の時に仲の良かった先輩がマネージャーをしていて
コーチが父の友人だったこともあり、野球部のマネージャーをすることになった私。
結局、ずっと、平行線だった。
彼とは進展することもなく、
結局、お互いやっぱり違う相手と付き合ったりして。
交わうことはないままだった。
そして、大学進学で離れたきり、
帰省をする時でも、自分からは連絡できないままでいた。
「守ってやれなくてごめん。 でも、友だちだと思っているから。」
その言葉は、彼なりの優しさだったのかなぁ……と
故郷を後にして思う時がある。
家族ぐるみで付き合いがあったからこそだろうけど、
大学を卒業して、地元に帰って就職した彼が、
母に必ず声をかけていたのだそう。
「ふうりん、元気にしてますか? なかなか会う機会がなくて……」
「本当は、Y君もずっと思ってくれてたのかもよ……」と母。
だけど、もう戻れないもの……
-------------------------------------------------------
すれ違いや回り道の学生時代。
うまく伝えられない思いや言葉、伝えられない状況……
もどかしいくらいだけど。
どうして、後から気がつくことばかりなんだろう
青春には回り道が付き物か……
このウラログへのコメント
タイトルに惹かれて覗いたら、何とも切ないお話。
為になりました。ありがとうございます!
いろんな回り道をして、いろんな事を学んでいくんですよね
> 真さん
コメントありがとうございます
何かお役にたてたのかな……?
> kouさん
ですねぇ……。回り道ばかりして、なかなか真っ直ぐには進まないような気がします
大人になっても、遠回りばかりしてます
> おにーさんさん
理想の距離感ですかぁ~。そうなのかもしれないですね。
お正月に高校の同窓会で久々に会うんですけどね…
ちょっとドキドキです(笑)
> ビリさん
どーなんでしょうね 真偽の程はわかりません(爆)
うちには女の子が2人いるから、この先どんな恋をしていくか、ちょっと気になりますが
その時、一線を越えていたら…
「友達には戻れない」ような気がします
彼の声掛けも、無かったかも…
コメントを書く