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お話の続きとか

2012年12月05日 17:58

英太とはぐれたバッタ
落ちたり飛んだりを
繰り返しながら
洞窟の一番奥まで
たどり着きました

そこには大きな大きな空間があり
その壁一面は
真っ青な空色に塗られていました
所々濃淡はありますが
単純に
美しい
空でした

バッタはしばらくそれを
ためつすがめつし
足りないモノに気がつきました
それを書き足そうとしたとき

ふぁーーーーーーーっくっ!

と後ろから切りかかられました
何事かと確かめる前に
バッタは倒れこみました
震えるてで背中を触ると
べったりと絵の具で汚れていました
筆で切られたのです
なぁんだとバッタが立ち上がると

ふぁっきんっ!

と今度は顔をバッテンに
切られました
筆で

わいはオトナや

バッタは自分をたしなめ
切りかかってきた相手を見ると
小さな王冠をつけたお姫様でした

相手が意外に大人だったので
バッタは落ちていた筆を素早く拾い
バッタの跳躍力を無駄に活かし
お姫様のほっぺに筆を走らせました

き、きゃぁぁぁぁあぁぁ!

ほっぺにうんこの絵を描かれたお姫様
悲鳴を上げ
崩れました

ふっ…
お前が子供だったら
手加減してやったんだかな

バッタは無駄にカッコつけ
顔をゴシゴシやる姫をよそに
絵に向き直ると
足りないモノを書き足そうとしました


その空を汚さないで!

と姫が嘆願するので
訳を聞くと
この国の事
お花の事
二人の王子の事
実はあんが嫌いな事
いろいろな事を話してくれました

ではこの空はお大事に
おいらぁ英太を探さないと

眠くて半分位聞き逃していたバッタ
そう言って
また飛んだり落ちたりしながら
別の道で入り口の方へ
向かって行きました

姫はほっと一安心
また空を青く塗ります


バッタ
この国の事が
少しわかって
どうしたらいいか
わかってしまいましたが
黙っていました

答えをあげる事が
すべての人にとって
正しいとは
限らないから

英太を見つけなきゃ

自分でも
気づいていませんでしたが
バッタは焦っていました

体の動きが鈍くなってきたのです
姫と出会い
お話が進んだので

終わりに
少しだけど
近づいた事に
バッタだけは
気づけたのです





つづく

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