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映画「立食師列伝」をやっと見た。

2006年10月11日 00:21

映画「立食師列伝」をやっと見た。

あんまり一般向けの映画ではないけれど、僕は面白かった。
戦後からの日本史を、「立ち食い師」と呼ばれる無銭飲食のプロ(立ち食い蕎麦屋などで、食うだけ食って、後はなんやかんやと弁舌まくし立て店主を煙に巻き、支払いをうやむやにしてしまう)の存在を通して「日本が得たもの、そこなったものは何だったのか」を描いた異色作。しかもギャグ

しかも実際の歴史的事実とは違う「嘘の歴史」で塗り固めることで、見ている人の知っている、あるいは体験してきた自分の経験とのズレが、かえって歴史について考えさせる。
中村上春樹への執拗パロディとかも出てくるのは笑った。

戦後復興オリンピック万博も、安保闘争学生運動も、新左翼も、村上春樹的生活も、ペラペラ紙芝居に変えてしまって「あなたの人生ってなんだったの」と批評されてるよう。

見ている間は物凄く面白い、凄いものを見た、と思うのだが、終わってみたらなにも中身がない。全部嘘だ、騙された。まさに「立ち食い師」の手管を体現したかのような見事な作品だったと思います。

興味の有る方はどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=vsTp2LKQbCk

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