- 名前
- 幸。
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 匿名の場だから吐き出せることをツラツラと吐き出してみようかと思います。 しばらくは本...
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「グランドクロス・ベイビー」
2012年05月07日 22:30
表には書けないような本です。
この本を手に取ったのは今から11年前。
当時、私には付き合って一年半の優しいやさしい彼がいました。
ワケあって、東京←→関西の遠距離だったのですが、二週間毎に会いに来てくれる、本当に優しい人でした。
…でも、優しいだけじゃ満足出来なかった私。
この本のような、爛れるようなセックスがしたかった。
主人公サッチは女子高生。
アイドルの追っかけの資金を援助交際で稼いでいる女の子。
いろんな男とセックスしても、そのアイドルのことを考えているときだけは純粋で、可愛い女の子。
それが、ヤクザに目をつけられ、友達は薬漬けにされて、自分はいつしかそのヤクザのお気に入りに…。
18歳。
それまでカラダを売っていても、イくこともなく
「セックスってつまらない、面倒くさい」
と豪語してたのに、そのヤクザとのセックスは違った。
いろんなコトを教え込まれて、堕ちていくサッチ。
それでも大好きなアイドルが何よりの支えだった。
ラストで、20歳の私は号泣しました。
切なくて、愛おしくて。
でも、なによりこのお話、セックスの描写が凄いんです。
元々M気質の私は
「…こんなセックスしたい!!」
って。
お優しい彼にはわかってもらえず、技量も足りず…。
当時の出会い系で出逢ったのが元旦那でした。
初めて会ってホテルに直行して、コトに及んだ後、しみじみ
「あぁ。こんなセックスがしたかったんだ。」
と思いました。
あちらさんがどう思ったのかは知りませんが、そこから大恋愛に発展し、結婚して、子供を3人授かりました。
その10年間。この本はいつも本棚の一番奥でひっそりと息を潜めて、…でも、たまにカラダが寂しい時には妄想を掻き立ててくれました。
一番上の子が3年生になった時、本棚の奥から私の箪笥に隠してあったこの本は、とうとうゴミ箱へ。
3年生になれば大体の活字は読めますからね。
万が一、子供の目に留まってはいけないと苦渋の決断でした。
今までに手放した数々の本の中で、一番強烈で一番好きな本だったかもしれません。
このウラログへのコメント
読んでみたくなりました。
さっそく買ってみた
> てつやさん
機会があれば読んでみてください。
なかなか表立って人にオススメできない本だったのですが、ココでならいいかと思ってオススメしました。
> たむたむ1973さん
あら
ありがとうございます
どんな風に思ったか、コッソリ教えてくださいな。
> ひ~ちゃんさん
好きな人とするセックスは心を満たしてくれそうですね。
そこに、「体も満たすセックス」となると、好きなだけじゃダメな事も。
両方を求めるのは欲張りでしょうか。
> 歩さん
読んだら、是非感想文をお願いします
男の人目線の感想を聞いてみたいです
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