子供の成長

日本への移動中に、子供の育て方についてのPodcastを聞いた。

経済学者が子供を育てる事について話している内容である。統計では子供を育てるのにかける時間が週で5時間位増え現在の親にかかる負担が増えているようだ。そして驚く事に、小さい時から一生懸命習い事をさせる親が沢山いるが、実際には子供の成長には全く関係ないという結果。

そして子供の成長と最も因果関係が深いのが、親としてどういう人であるか、そして親の人間性である。

チャットなどで結婚している人と話してよく聞くのが、旦那さんとの関係はうまくいっていないが子供がかわいそうで別れる事ができないという理由である。なかでも滑稽なのは，そんな家庭環境でも習い事や、通っている学校の名前をだして、子供の成長は問題ないと言いきる人もいた。

このような話を聞いて、素朴に思うのは両親が人間として関係を作れていない環境で育った子供は，人間関係を築き上げることの大切さを学べるのかということである。

愛し合っていない両親に育った子供は大きくなって人と人生を一緒に歩むなんて事ができるのでしょうか？

そのようなぎくしゃくした関係を「修復」すらもしようとしない二人の間に入って、人間関係の「重要さ」など実感できるのでしょうか？

そのような子供が、日本のメロドラマのように非現実的にキラキラと人との関係を現したものと、日常で目にするドロドロしたもののギャップの調整をどのように行うのでしょうか？

人が育っていく上で、そのような家族の価値観を体験できるのは自分の育った家庭でしかない様な気がします。そう考えると目に見えないダメージはすでに進行しているのではないでしょうか？

皆さんはどう思いますか？

http://www.freakonomics.com/2011/08/17/new-freakonomics-radio-podcast-the-economists-guide-to-parenting/