9/11

今日は9/11の10周忌です。

アメリカではとても警備が厳しい中いろいろなイベントが企画されている事でしょう。メディアなども一週間前から特別な企画をしてきました。

僕もこのイベントが起こった時にはアメリカにいて、朝仕事に出る前にニュースをインターネットで聞きました。その日は結局仕事を早く閉めることになりテレビやインターネットで展開を見ていました。

このような環境にいるといかにテロで犠牲になった3000人のあまりの人の命というのが尊く感じられます。一人一人の人生までを小説として読めるほどの情報が集められ，コンテンツとして流されています。

ただこのように報道をされてしまうと，もう一つの事実がおろそかになっているのも事実です。

テロ後に始まったアフガニスタンとイラクの戦争で亡くなった市民の数は少なく見積もっても90万人に及ぶといわれています。

その比は1:300。

こういう表現が適当か分かりませんが、9/11で亡くなった一人の命を償う事に対して300もの無名の人が知らぬ地で犠牲になった訳です。

そしてこの300人の人生をここまでの情報で知るという事はまずないでしょう。

このように対比を目の前でされると、あまりにも「この出来事に対しての知識」みたいな物の割合が偏りすぎていると思うのは僕だけではないと思います。

http://www.unknownnews.net/casualties.html