- 名前
- sokichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 70歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- おおらかで相手の気持ちを理解する心があると思います。趣味多数あり楽しんでいます、一緒にね。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
熱中症
2011年08月24日 11:19
先週の高温予報の日に一人のホームレスのおばあさんが亡くなった。
74歳の死だった。
私が五年前にここ板橋区に越して来たのは、戸田橋の花火が見たくて、ベランダから見られるマンションを見つけてここに来た。
今年は中止で寂しい限りである。
駅前のバス停にコウモリ傘を広げて置きその中に身体を丸めるとすっぽり入ってしまう、小さな身体であった。
越して来た日にバス停の横を通った時、じろりと眼を見られた。
それまで、新大久保に住んでいて、そこにもホームレスのおばあさんが居て、あれっおばあさんここに越して来たのかな気がつけば新大久保で見かけなくなっていたなぁ~と言う印象であった。
それから直ぐに新大久保のホームレスとは違うと気付いた。
新大久保のホームレスは100円下さい、と直ぐに人にねだる、何もしないで邪魔な存在であった。
ここのホームレスのおばあさんはバス停の周りを掃除したり、荷物をいつも整理して駅前前を周り正座して広告の紙に何だか解らないが漢字を書いたり、新聞を読んでいた。
冬の木枯らしが吹き寒い日にコウモリ傘の下に座っていた時温かい缶珈琲を良く上げた、すると丁寧にお礼の挨拶をするのである。
決しておねだりなんてはしないおばあさんでした。
たまに茶髪のイケイケギャルが5千円そっと渡しなんか一声かけて走り去るのを目の当たりにした事もあり、奇異に感じていたが何時しか、日常の景色の中に溶け込んで、ああ今日も元気でいるな今日は気持ちいいのか昼寝してるな、なんだ晩酌付きで弁当食べてるのかと自然の中の景色になっていた。
先週猛暑の日以来見てないなぁ~と思ったら、写真の様な祭壇ではないが花束や飲み物、線香等飾られていた。
そこに毎日その祭壇を整理している既得なお爺さんがいる。
花束等がどんどん増えるので、綺麗に整理していると言う
色々話を聞いて見るともう20年も前からいる、家族が時折来て年金等渡して行くと言う、家借りたり充分出来るが、その生活が合わないそうで、そのお爺さんは、お酒とか、弁当を買うのを頼まれて買って来て上げていたんだ と話してくれた。
周りの人に人気があったんだよ、と言う。
猛暑日倒れたままのおばあさんは息が絶えていたようで、救急車に乗られず警察が引き取って行ったと言う。
どんな人生、納得した人生だったのかなぁ。
このウラログへのコメント
> ゆきV(^-^)Vさん
家族が年金とか届に来ていたようで~なんで一緒に住まないのかね。
このホームレスの生活が1番だと言うんだそうで。信じられないんだ。
> 美空さん
夕方になると、まだ2~3人でお供物の前で線香を上げ酒を飲み語ってる人が居る。合掌
> ゆり.さん
何を残せるだろう生きていた証、お婆さんは、亡くなった事で 知らない他人同士が話をする、線香上げて会話を結び付けたんだよね。
コメントを書く