- 名前
- 将太朗
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 新潟
- 自己紹介
- 裏は基本的に人間の裏面(心の問題や欲望)を メインテーマにしてます。 基本的には物思...
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シンプルイズベスト
2011年01月20日 17:04
日本が発展して幾年月…。
そして、すでにデフレの時代に突入して数十年…。
日本は技術の面で世界をリードする国家であることに
異論はそれほどないと思います。
日本は心の問題が立ち遅れているという意見もありますが、
それは安定した社会であるからこその悩み。
昭和の中頃までは老後を一人暮らし出来るほど
日本は豊かではなかったのです。
大家族化したホームコメディがもてはやされては
いますが、そこに暮らす人の悲劇も星の数ほどあった…。
懐古主義もいいですが、現代のメリットも
少し考えてみると自分の生き方を選べていいと思いますよ。
さて今回はそんな高度化された世界の
私達の癖をあぶりだしてみたいと思います。
具体的な例をいくつか。
浅田真央選手とキムヨナ選手のオリンピックの演技が
以前注目された事があると思いますが、
あれは好例ですね。
キムヨナ選手の滑りがジャンプのレベルを落として
音楽との協調性、安心感、表現力をバランスよく加味した
のに対し、
浅田選手は高等テクニックと難しい芸術的センスから
一般人受けというより審判よりの演技をした結果、
ささいなミスにより自滅してしまったのは
記憶に新しいところ。
これは浅田選手の問題ではなく、浅田選手にあった演技
だったか、で考えてみると分かりやすいかもしれません。
元々浅田選手は細い少女特有の華麗な演技が高評価を
得ていた選手。それが大人の女性の演技を目指した事で
観客とのミスマッチが生まれ、彼女自身もまだ
成長しきってない女性という事もあり、
私には少し繊細すぎる演技だな、
と思わずにいられませんでした。
これは高度化された演技項目に
人が追いつけなかった好例だと思うのです。
具体例2つ目。
ニュアンスは違いますが麻木さんの不倫騒動。
これも失敗談の一つだと思います。
不倫は世間的に認知はされていますが、
あまり褒められたものではなく、後ろめたさが
あって罵倒されてもおかしくないもの。
これはきちんと理解するべきものだったと思います。
その点、大桃さんの戦略はシンプルに徹していました。
世間を騒がせた事は悪かった。
しかし、感情的に許せなかった。
相手がどうこうより自分の気持ちを全面的に出し、
悪い点を指摘したのは非常に効いていましたね。
一方麻木サイド。
まず弁護士を立てる。
不倫とは分からなかった、自分も被害者である、
肝心なところはオブラートに包む。
裁判、プライベートの問題などと逃げに徹した行動は
会見、という立場にしてはいささか
弁護的ないわば高等テクニックを使って煙に巻こうと
した戦略。
結果はご存知の通り未だにパッシングを受けたままです。
この場合は策士、策に溺れるといった感じでしょうけど。
シンプルじゃなかったのが麻木サイドの敗因でしょう。
他にも例を挙げるとするならば
日本の携帯VSボーダフォン(それぞれ勝者は後者)
日本のパソコンVSウィンドウズパソコン
日本の保険VS外資系保険
日本の雇用システムVS非正規の企業システム(最後は強引か)
タイガーマスク運動もそうかな。
あれもなんか気取って既存の募金じゃ嫌な人達の
募金PR活動みたいな印象もあります。
(千差万別ではあるでしょうが…)
既存の運動では何故ダメなんでしょうか?
よくこの運動を盛んに賞賛する人にそのことを指摘すると
直接、募金するのは自分達の金が変なところに行って
欲しくないから、とかいいます。
私はこの意見に反対です。
感謝された事をひそかにほくそ笑みたいの?
→暗いね。
なんで直接に名指しでそこに送りたいのよ?
→関係者?
なんで感謝される事をそんなに関わりたくないのよ?
→一見さん?それとも哀れみで送ったから?
なんて邪推してしまいます。
人は誰かと繋がって喜怒哀楽を表現します。
その中で礼節や教育を受けます。
突然天から送られたものに対し、人は感謝をしなくなります。
なるべく楽をしようとします。
何度も繋がって初めて人はそのありがたみを知るのです。
そのことを教える人間はいるのか、それが不安でなりません。
この運動に参加した方には最大限の敬意を
評しますが、老婆心で言うとするなれば、
いい事をした時に黙る癖がつくと、
悪い事をした時に絶対に正直になれませんって。
私はそう思います。
感謝の気持ち…。これこそシンプルでいいんじゃない?
大分脱線しかかりましたが、
シンプルでいい、と思うこと。枚挙に暇がありません。
そう、世の中は高度化したのに、
人は少しずつ成長していかねばならないのです。
そして注目すべきは
人は欲望の権化であり、全てのものを食らい尽くす、と
考えられていますが、
実は満足を知り、協調性を知り、和を求め、
環境に危機を感じ、涙を流し、ともに笑いあいたいと
思っている人は多いのです。
日本人だろうが、中国人だろうが、
アメリカ人だろうが、パキスタン人だろうが
同じ人間なんです。
だから生活水準は違うかもしれないけど、
いつかは自分の生活に妥協をする日が必ず来るのです。
今の日本はきっと
もっといい暮らしを、ではなく
もっと安定した暮らしを、が一番のテーマ。
強迫観念や強制など考えず、
自分のペースにあわせた暮らしを考えれば
少しはあせらず
生きていけるのかな、なんて思うのでした。
そのためには
自分自身をシンプルに。
行動もシンプルに。
そうすればきっと欲しいものが生まれてくる。
ちょっと身の回り、整理したいと思います。
実はシンプルである事、
一番難しい事なのかも知れませんね。
では、また。
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