彼女はストリッパーⅡ

私達はその日
Ｋ市の駅前で
待ち合わせをしていた．．．






地方回りのｽﾄﾘｯﾊﾟｰと
地元のｾﾐﾌﾟﾛﾊﾞﾝﾄﾞ
お互いの共通点は
温泉旅館のｽﾎﾟｯﾄﾗｲﾄ

ｽﾃｰｼﾞではﾌﾟﾛとして
誇りを持って仕事をするﾀﾞﾝｻｰ達

私達も野次を飛ばしながら
彼女らの身体を張った
ｽﾃｰｼﾞに魅了されていく

そして私達のｽﾃｰｼﾞが始まると
彼女らも黄色い声援で
雰囲気を盛り上げてくれる

私は得意のﾁｮｰｷﾝｸﾞで
鳴きのｷﾞﾀｰを奏でる

お酒を飲みながら
聞き入る人々

ｽﾃｰｼﾞの演奏に関係なく
談笑する人々

そして保険会社の一行
始まったのは野球拳
負けた営業員の女性が
次々と裸になる

プロの水商売より怖い
素人の水商売な彼女達が
開放感に酔いしれると
始末に終えない

見かねたホールのマスターが
止めに入る


他の酔ったお客が
ｽﾃｰｼﾞで騒ぎ出す

何でもありの酒場状態
ﾎｰﾙの中は異様な雰囲気に包まれる
これも人生裏側の縮図である

そして深夜の寝静まった頃
酔いで火照った身体を
癒しう男女の祭典が．．．

人気のないホールの
カウンター内側にライトを当てると
二匹の動物が交尾していることも良くあること

ライトを当てられても
最後まで逝こうとする動物達

何とも解放的な光景と
巡回時にその光景に出くわしたｶﾞｰﾄﾞﾏﾝが
笑いながら語っていた(￣∀￣*)


水商売の舞台裏
語れば尽きない諸々の話


私達の行方は何処へ．．．



つづくか解らない．．．（笑）