ワライ

僕は先生を見つめたまま固まってしまった。


パニックって、もう何をどうしたらいいのか解らなかった…


だから、思わずこう叫んでしまった…


「せ、先生のことが前から、好きだった…んです…」


先生は険しい顔をしていた。


し、しもた…


僕はじっと先生を見つめていた。


やがて、先生は顔を崩して大笑いしていた。


「あ、あ、面白い…。慎一君成長したね。昔はいじめられっこで、泣き虫で、ネクラな子だったのに…」


僕はホッと胸を撫で下ろした。


ホッとしている僕を見て、先生は言った。


「久しぶりに会ったし、懐かしいから、家に来る？」


え？…


僕は驚いて、先生を見た。


「何もしないでね…」


先生は可愛いく言った。