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続き

2009年06月15日 13:25

大好きだった彼女の家庭が、我々が思っていた家庭とは描け離れた家庭だったとは、誰も知り得なかった。裕福家庭には違い有ませんが、四歳上の兄の暴力に家族一同が怯える日々を送っていたなど、弾け、輝く笑顔の陰に隠されていたなんて誰が想像しただろうか。彼女がいない火の消えたような教室に、教師の声が響く、I子さんは家の事情で当分の間お休みします。教室が騒然とし口々に質問を浴びせる。何故、どうして、理由は等々。その日の夕刊に翌日の朝刊に18才少年父親を刺殺の文字が一面に踊る。