- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
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- 愛知
- 自己紹介
- 精液を溜めすぎると身体に悪いという俗説があります。 実際には常に新しい精子が作られて...
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早さ(リメイク版)
2006年04月24日 17:20
「どうしてセックスって気持ちいいの?」
そんな疑問を耳にすることがあります。確かに肉体の一部を擦り合わせているだけだというのに、その快感は他では得がたいものであります。
また、狭義では性器の結合を意味しますが、広義では肌を合わせて行われるコミュニケーションを指します。愛しい人との触れ合いは、敏感な生殖器同士を擦り付けあうに近しい感覚を生むことがあります。
セックスは、特に好きな人とするそれは気持ちいい。
しかし、「どうして?」と問うのはいささか間抜けではないでしょうか。気持ちよくなければ、セックスなんて誰もしません。
もしもセックスで絶頂を迎えるたびに胃袋の中を全てぶちまけるような嘔吐感がこみ上げてくるのなら、僕は一生童貞でかまわない。セックス怖い。
けれども、そうではありませんね。しかも単純に身も震えるような快感がこみ上げてくるだけではなく、身体と心というふたつの方向から気持ちよさが波及していきますから、これは堪りません。
まあ、そうは言ってもセックスの気持ちよさの大部分は肉体的快楽によるものです。
特に男性であればペニスを刺激し続けていれば基本的には射精に至りますから、愛情の有無に関わらずオルガスムスを得ることができます。
余談になりますが、良くも悪くも気持ちいいからこそヘルスやソープなどの性風俗、そしてレイプなどが発生するのだと思われます。
さて、セックスとは本来生殖を目的とする行為なので膣内で射精できなければ意味がありません。そのために用意されたのが感度であり、オルガスムスであると言えましょう。
快楽があるからこそ人はセックスを求め、その先に絶頂があるからこそ生殖が成立するわけです。
その意味において、人はみな「したがり」であるのです。
愛情云々を度外視するのなら、セックスに伴う快感というのは生殖を助長するための機能として実によくできていると思うのです。
しかしながら、今日においてセックスは生殖行為と言うよりもコミュニケーションの一環としての行為という意味合いが強くなっています。
それは絆の確認であったり、愛情の錯覚であったりと様々ですが、それは当人同士の間において決めればいいことであってこの場においては大した意味を持ちません。注目したいのは、この非言語的コミュニケーションの締めくくりに射精が位置していて、これが普遍的だということです。
セックスは男が射精してしまえばそれでおしまい。
つまり、長時間のセックスを楽しむにはできうる限り射精を遅らせる必要があります。いわゆる絶倫という方法もあるわけですが、何度でも甦るような人はごく少数でしょう。ですから、一回の持続時間がポイントとなります。
男というのは意外とナイーブであり、そのときの心理状態がセックスに大きく関わってくるということはご存知であると思います。
時として勃起する気配がまるでなかったりすぐに萎縮してしまったり、はたまたいくら腰を振り続けていてもオルガスムスを迎えられなかったり・・・。
「初めてのときは緊張しすぎて立たない、いけない」という話は前々から聞いていました。自分もそうなるんだろうかと不安を抱えながら臨んだ初体験。清々しいほどに屹立したそれは未知なる感触に包まれた途端に射精感をたぎらせやがりまして、おそらく10秒もしないうちに精液を放って果てました。
初めてなんだから仕方がないさ、と思い込もうとしました。けれど、以降のセックスにおいて1分ともたなかったことから自分の早漏を自覚したのでした。
「生殖に適した身体」とか「感度抜群」なんていえば多少の慰めになるかもしれませんが、男にしてみれば早漏なんて嘲笑のタネ以外の何者でもありません。
女性には気持ちよすぎて悶えるほどの感度を求めるというのに、自分にも同様のものがあると途端に態度が豹変します。
これは極めて男性的な悩みであり、相手をオルガスムスに導くことができずに自分だけが果ててしまっては男のプライドというやつがいたく傷つくのですよ。そこを気遣う女性ならば、「気にしないで」とか何とか言って慰めるのでしょう。
しかし、ここに男女共通の盲点が潜んでいると思うのです。
セックスは非言語的コミュニケーションであり密接な肌のふれあいにこそ意味があるのに、挿入・射精という点に重きが置かれているということです。つまり、男女ともにペニスに寄り掛かりすぎているきらいがあるのです。
「気にしないで」と言いつつも、果たしてそこから愛撫に移行して精神的な充足を得ようとする人たちがどれほどいるのでしょうか。
これは男性の性感帯がペニスに集約されていることと、生殖としてのセックスと非言語的コミュニケーションとしてのセックスが分離できていないことによる弊害です。
気持ちよくなるための行為は何も挿入だけに限ったことはないでしょう。挿入にはそれ相応の気持ちよさがありますが、愛撫の評価を高めて、ペニスに依存しないセックスが理想的ということです。
しかしまあ、上記のことは無理からぬことなので、セックスをするもの同士が肌を触れ合わせるだけでなく、心もちゃんと通わせて対話を成り立たせるしかないんでしょうね。
難儀な奴だなあ・・・とわが相棒を見やると、彼は気だるげにうなだれていました。
このウラログへのコメント
えりは挿入より愛撫の方が好きだよ。女性は肉体より精神的なモノが大きく左右しても感じるし。
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