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闇夜の公園

2009年06月10日 20:42

完全な暗闇じゃない都会の夜、
薄暗い、
もう少しで文字が読めそうな闇。

ベンチに座っている二人、

外のざわめきが遠くから流れてくる。
目が慣れて来ると
思った以上に人がいる事に驚く。

だが、闇夜、
昼とは違う非日常空間。

胸がざわめく、
意味も無くこみあげてくる楽しさ、
闇夜。

身を寄せ
耳を少し噛みながら囁く、
「あっちへ行こう、、」
手を取り立ち上がる。

公園の真ん中に広がる芝生広場。
広い空間。

その真ん中に誘い座る、
手をつくと湿った芝の感触が伝わる。
空には広がる円天の星空。

「オレの前に後ろ向きに座って、、」
一瞬の躊躇、、
ゆっくりと姿勢を変える。

後ろから抱き髪を撫でる、
「足を広げろ、大きく、、」
「ここで?、、こんな真ん中で?」
後ろから手を伸ばし足を動かす、、。

薄暗い闇の中
白い足が浮かび上がる。
手がスカートを押さえる、
「、、向こうで、、絶対に誰かが見てる、、」
「だからだ、だろう?
 そうしたいのはオレか?おまえか?
 、、答えろ!」
突然乳房を握りつぶす指。
、、押し殺した悲鳴
頭を横に振り否定と抗議。
「そう、違うのか、、、じゃあ見せてみろ」
手が奥底に侵入して来る、
突然のあせり、バレてしまう、その後の展開が、、

「フーン 、」
あざけりのその声と共に
押さえていた手の力が抜け始めた、
(もう、いい、、もう、、)

引き抜かれた指が誇らしげに舞う、
薄暗い闇の中
月明かりに照らされて その指は光っていた、
淫らな匂いを放つぬめった液体によって。

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