ネットでの出会い

以前、まだＭＳＮがチャットを運営していた頃、
全国各地でオフ会なるものが開かれていた。
オフ会とはon-line 上でのチャットに対し、
ＰＣをオフにしてのoff-line meeting のことで、
チャットのメンバーがリアルで一同に集まるわけです。

そんなことが、当時はエロ系チャットでもごく普通に行われていて
オレがオーナーをしていた、ローカルなエロ系出会い部屋でも
数回、オフ会を京王線沿線で開催していた。
オレは参加者の女のコとは一人を除き、Ｈな間柄になっていたが、
チャットとは異なりオフ会ではほとんどエロ系な話題は上ることもなく
和気藹々とした雰囲気の飲み会といった感じです。
男同士、女同士が顔を合わせるのは初めてなので
みんなそれぞれ、あまりにも普通の人たちなので
チャットでの過激さとはギャップがあって面白かったりします。
特にオレは想像していたヤツとは随分と違っていたそうです。

オフ会を開催するに当たっては
変な人が入り込まないようにするために
それなりに神経を使います。
ＭＳＮのチャットではオーナーに部屋の運営ができるよう
一定の権限が与えられます。
通称“ハンマー”と呼ばれていたオーナーの証があると
部屋のルールが守れなかったり
モラルのない人、一定レベルのネチケットを守れない人には
強制退出させることができました。
そうやって女性に優しい部屋を作ることにより
優良常連さんが増えてくるというのがＭＳＮチャットでの
常識にもなっていたのです。
そうした常連の中からさらに
実際に逢ったことのある女のコから
男性常連で怪しそうな男はいないか聞いた上で
安心できそうなメンバーだけでオフ会を開催していたわけです。

ＳＭ系チャット部屋と思われるオフ会に
新宿の定食屋（夜は飲み屋で昼間だけ定食を出食）で
出くわしたこともありますが、
会話の端々に如何にもという過激な言葉が出てきていましたが、
夜の個室ではスゴいんだろうなぁ、とは思いつつも
和気藹々としたものになっていました。


https://www.youtube.com/watch?v=FDElJd5JON4

映画“ You’ve got mail ” でも効果的に使われていた
The Cranberries の “ Dreams ” です。
まだ、電話回線によるネット世界のこの映画でも
ネットでの出会いは怪しいものと捉えられています。

on-line 上からの情報で、如何に相手を判断するのか
それがネットでの出会いの肝になります。
過激なログの背後にあるもの
あるいは逆に安全そうに装うログに潜むもの
それは簡単には判断できません。
特にメールでのやり取りは考える時間がある分
本性を隠しやすい面があります。
チャットやメッセンジャーのように real-time での
会話だと怪しいヤツというのはすぐにボロを出すので
なるべくチャットやメッセンジャーで会話をしてから
逢うことをおすすめ致します。


Ｐ.Ｓ.　The Cranberries の “ Dreams ”を気に入ってくださった方へ
オモテで彼らの他の２曲をご紹介していますので、
そちらもご覧ください♪