とある温泉に在る地熱風呂（地熱洞）

土産物屋さんの地下に在るこの風呂は、ガイドブックに「服を着て入れる」温泉と詠ってある。

しかし、料金は、無料と５００円と二種類の情報が存在する。

興味津々で実際に現地を尋ねてみると、気さくな女将さん風な女性が温泉卵の材料の説明をして下さり、印象が良かったので出来上がった卵を食べて、地熱洞の事を聞いてみた。

地熱同の場所、料金のこと。
すると、先ほどまでの印象とは違い神経質な面持ちで、
「場所は、この地下ですよ。料金は、５００円ですが、４０分から一時間は掛かります。それ位の時間が取れないのなら、入らないで下さい。効果が期待出来ませんので。」と言われた。

そこを拝見だけでも出来ませんか？と尋ねると、
「地下なので、電気も付けなくてはいけないので、それは出来ません。」と、あっさり断られた。

連れ合いと、相談した結果時間が無いのと、その態度の変貌振りにへきへきして、諦める事にした。

しかし、その後店の壁に小さな看板が有る事に気が付いた連れ合いが俺の肩を叩いて、その看板を指差す。

その古い看板には、「地熱洞　管理費一人５００円」と書いてあり、その下に張り紙で「常識を逸した行為は禁止します」みたいないコメントがしてあった。

俺の顔や人物を推し量った様な、女将風な女性の対応に納得したみたいに笑っていた。

俺は、反論した。
でも、地下室にカップルで入り寝そべって一時間も居たら、
常識を逸する行為に至らない事が難しいと！！

どうかしたら、三分ももたないかもしれない。

純粋に温泉を楽しみたかったのに、意外な方向に導かれた気がした。

誰か、この風呂でそんな誘惑に負けて、いや当然の節理で事に及んだ同輩が沢山居たと言う証なのか？

でも前日の直ぐ近くの水着着用混浴露天風呂では、この時期には珍しい降りしきる雪の中で、連れ合いの水着をずらして乳首を吸って楽しんでいたけど・・・・

スリル満点！！