あたしはクリ派

だからちょちょと車の中でいじくられるだけでイッてしまう。

寒いのに車の中は真っ白でお互い汗をかく程興奮してしまう。

もう恋人になって四年の月日が経つというのにちっとも飽きない。

あたしはすごく飽き性で魚は釣れたらすぐリリースするタイプ。釣るまでの過程が凄く好きなので二股三股簡単に出来るし簡単に飽きる事が多かった。

だから長く続いたことはないし永遠の愛なんて信じていなかった。

絶対マンネリとか愛情にあぐらとか空気のような存在とかになっちゃって、結婚なんかにもちっとも夢を見ていなかった。

あたしにとって結婚は子供を産めるナイスな環境。としか思っていなかった。

だから出来ちゃった結婚をした。勿論相手には愛情はなかった。

でも子供は産みたかった。だから半分脅して結婚したようなものだ。
だから旦那にはすぐ飽きたし愛情なんて脅していた時にもうなくなっていた。

結婚は育児は共同経営。愛情はそんなに必要はないのだ。

恋愛はまた別。あたしを見てくれるから。子供でもない。世間体でもない。ただあたしを喜んで愛してくれる。

あたしは贅沢なのだ。子供は可愛い。旦那は経済の柱。お金がないとまともな育児は出来ない。

でも好きな人は別。子供がいて、旦那を愛せれば言う事はない。

でもあたしには世界一好きな人が出来た。だからもう戻れない。

でもおかげで悩みもリスクも大きいし毎日がいい意味でも悪い意味でも刺激的だ。

でももう修羅場も越えて四年の月日が経った。

飽き性のあたしが彼しか気持ちよくないんだからほんと不思議。

セックスと愛情は別って言うけどそれは本当だと思う。
愛のないセックスはただの刺激。ジェットコースターと一緒だ。いくらやっても楽しいよ。

でもやりすぎると愛のないセックスはオナニーの延長だといつか気づく。

愛のあるセックスは気持ちいい。脳みそがとろけそうになる。もちろんどんなに愛していてもマンネリはある。

あたしと彼は変態だから色んなことを試す。それを一度も嫌だと思ったことがない。相手が喜ぶならあたしはなんだってするし、向こうもそう思ってる。

それが四年続く秘訣なんだろうね。きっと。

あーでもほんと別れなきゃねー

とまじめなあたしはほんと頭の片隅では思ってる。

ほんと片隅なので一度彼が目の前にいるとその片隅は一気に消え去ってあたしは彼の体の中でもうどうでもよくなるくらいに溺れ貪る。

で、帰って反省。

あたしって自分にすっごく甘いのね。

あんなにでっかい修羅場があったのに・・

次は修羅場ではすまないのに・・

体が呼ぶんだよね。こればっかりは・・・

はぁ・・どうしたらいいんだろう。