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ぐちゅぐちゅ

2009年03月06日 10:32

静かに指を入れる。
「ちゃぷっ」
生暖かくゆるゆるとした感覚が伝わる。
指先の感覚だからだろうか。次第に熱を持って熱くなる。

ゆっくり円を描くようにかきまわす。
つむじ風のような渦が小さな世界の中で出来始める。
次第に次第に激しくかきまわす。

「じゅぷっじゅぷっぐちゅぐちゅぐちゅ」

指だけではなく、もう手のひら全体が濡れている。

「ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ」

手は音をつむぎだす。
それはそれは淫靡でありながら何故か心癒される音。

「ファー」

私はタメイキを一つもらす。

緩急をつける「奏でる手」は時に強く生ぬるい水を奥から掘り起こす。
かかれた部分は盛り上がり、空中の世界に跳ねて私の顔にまで「ピシャッ」と生ぬるさを伝える飛沫を飛ばしてくるのであった。

散々もてあましてその行為にも飽きた頃、そんなタイミングで必ず体をその液体の中に沈めるのだ。

「んーんあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

思わず声が出る。
このときは必ず出てしまう声。

隣室に聞こえはしないかと、少し恥ずかしくなってしまう声。

四肢を伸ばし全ての力を入れて突っ張った後にとろけるような時間はやってくる。
このまま何もなくなってしまうような。
自分の実態というものさえもさだかじゃないほどに。

肩にまとわりつく汗だけがユメではないということを教えてくれる。
そのうち息すら段々苦しくなってくる。

暇つぶしだ・・と言わんばかりに「奏でる手」はまたも液体をかきまわす。かきまわした手で腕を、首筋を、膝をなでまわす。
傷だらけのこの体をいたわるように。
なでまわしてはきつく縛ったり、引っかいたり。好きなようにさせてみる。


「ンフー」

モチイイなら歌の一つも歌えばいい。
鼻歌歌えるくらいの余裕があればいい。
でもそれすら出来ない。息が詰まるのだ。

そしていつのまにか、私は堕ちている。
深い漆黒の闇に堕ちるのだ。

顔に液体がかかる感覚で、現実に目覚める。
沈めた体を液体から引き抜き、今まで愛おしんでいたものなのか、自分の汗なのかわからない濡れた体をバスタオルで拭きあげる。

いつものコロンを叩く。

これでまた日常に戻っていける。
空気がある世界に戻っていけるのである。





***********************************************************

以上、みづきの「非日常空間」バスルームでの一連の行動でございましたw

このウラログへのコメント

  • みづき 2009年03月06日 12:04

    > 悲しいポルカ(ヤヤmです恥)さん

    はじめまして。80%くらいの方が読み逃げのようなもんです。気にせずにwwよかったらまた遊びに来てくださいね^^

  • みづき 2009年03月06日 12:05

    > 匐淬渊さん

    いい勘してますなぁwww

  • みづき 2009年03月06日 12:05

    > レイさん

    ?オカズにでもなりました?

  • みづき 2009年03月06日 12:06

    > metaruさん

    そうなんだよね~


    (一応)

  • みづき 2009年03月06日 14:23

    > ヨシチャンさん

    すみません・・・ヲナ描写ではないんですww

  • よしかつ☆ 2009年03月07日 03:11

    湯加減は如何でしたか?とても良かったみたいですね^^自分もいつも思わず声がでます・・・^^

  • みづき 2009年03月07日 12:26

    > クラーク・ケントさん

    びっくりするほどのぬるま湯が好きです。皮膚が薄いらしくて・・・。

  • syaka 2009年03月07日 13:29

    奥深すぎて難しい。。。
    それでも、みづきさんの官能に浸る表情だけは想像できました^^

  • よしかつ☆ 2009年03月08日 01:04

    自分も熱いのは苦手です^^;温泉でも出たり入ったりを繰り返します。リラックスが一番ですよ^^

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