- 名前
- 真夜中の翼
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 一緒にいて、時には刺激的でドキドキするような、また時にはホッと安心できるような素敵な...
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痴漢する男の心理
2009年02月14日 01:06
久し振りに早く帰って来れたというのに、
しかも明日が久し振りの土休だというのに、
心が晴れない。
実は今日、帰りの電車で痴漢を捕まえたのだ。
帰宅時の京王線はどの時間帯もいつも満員で
特にオレの乗る階段下すぐの車輛は
駆け込んで来る人もいるため超満員となる。
しかし、今夜はダイヤが乱れていた割には
思ったほどの混みようではなく
明大前を過ぎてからは吊革に捕まれる程度になっていた。
オレは電車の中では眼鏡を外し、
眠れなくても目を閉じて、目を休めるようにしているのだが、
明大前を過ぎてしばらくした頃に
「痴漢していましたよね!?」という声を耳にした。
目を開け声の主と思われる右前の女性の方を向いた。
女性の向こう側にはドアの手すりにもたれかかった男が
こちらに背を向けていた。
まわりを見回したが何事もなかったかのような状態である。
(あれっ? オレの聞き違い?)
しばらく、様子をうかがっていたが、事態は進展しなかったので、
聞き違いだったのかもと思い、また目を閉じた。
車掌が調布駅をアナウンスしたあたりだろうか、
再び、右前の女性が
「痴漢しましたよね。次の駅で降りてください。」と言ったのを
今度ははっきりと聞いたので、
すぐにオレはその女性に、
「痴漢されたんですか?」と確認し、
その女性と痴漢した男の後側にいた女性にも
確認したところ、彼女も痴漢されたと言ったので
次の駅で降りてもらうよう彼女にもお願いをし、
男を引き摺り降ろそうとした。
男はドアの手すりにしっかりとつかまり、梃子でも動かない構え。
「誰か手伝ってください!」と周りにいた人にお願いをしたが、
みな知らん振りして降りて行ってしまう。
乗車してきた人達と若い男性が手伝ってくれて
何とか男を引き摺り降ろすことができた。
オレは目撃者でもなかったし、被害者が二人いたので
後のことは駅員に任せて帰ってきたのだが、
周囲にいた人達の態度が冷たすぎる。
被害者の女性が勇気を振り絞って、
痴漢を告発しているのに、みんな聞こえぬ振りをするなんて。
しかし、気分が晴れない本当の原因はそのことではない。
その痴漢をした男は真面目そうな感じで、
おそらく学歴もそれなりにあると思われる。
公務員とか大企業の管理職と言っても不思議はないような男である。
うなだれ、自分のした過ちの重大性に気付いているのは見て取れた。
この先の将来をそんなことで台無しにしてしまったのだ。
オレはこのウラでも公言している通り、
エロな出会い系の男であり、アブノーマルなプレイも好きである。
しかし、痴漢やレイプはもちろんのこと、
酔った勢いでのエッチも大嫌いである。
本人自らの意志に反した行為は絶対にしない。
AVでもレイプシーンやそれに類した、
嫌がる女性と無理やりプレイするシーンには嫌悪感を覚える。
男女平等とか男女雇用機会均等法なんて言いつつも
現実的には男性優位社会である現在の日本では
女性は体力的だけでなく社会的にも弱者である。
レイプ被害にあって告訴しても好奇の目で見られ、
精神的苦痛がさらに増大する結果になるそうだし、
痴漢被害にあってはほとんどが泣き寝入りと聞く。
だから、そんな弱者である女性に痴漢をする男は絶対に許せない。
うなだれている男を見ていて、悲しくなってしまった。
お前はたったそんなことのために一生を棒に振ってしまったんだぞ!
痴漢て、それだけのリスクを犯してまでもしたいことなの?
魔が差したとか出来心とか、そんな言い訳はしないで欲しい。
満員電車という逃げることのできない密室で
今夜のように摘発されたら、どういう結末になるか想像がつくはず。
せっかくの早い帰宅が全て台無しになってしまった。
後味の悪い不愉快な出来事であった。
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