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会員制高級交際クラブ②

2009年02月05日 21:40

私の前に現れた彼女はAと名乗った。
都内で秘書をしていると言う。
私たちは予約しておいた中華レストランへ入った。
頼んでおいたコース料理が運ばれ、食事が始る。
たわいの無い、当たり障りの無い会話。

「○万円」
日本を代表する中華シェフのその店で、豆腐料理を食べながら
彼女は少し恥らいながら、私の反応を探るように小さな声で呟いた・・・
わずか、30分前に初めて知り合ったどこの誰とも知らない、素性の分からない男に抱かれるために彼女が提示した金額だ。
○万円のために、彼女は自分の体を差出、私が満足するまでSEXをし続けるのだ・・・

私はその条件を承知した。

彼女は、安心したのだろうか?
後悔したのだろうか?

紹興酒をかなりの量、呑んでいた。
まるで、お清めでもするかのように。
或いは、しらふではこの厳しい現実に耐え難いと思ったのだろうか・・

チェックを済ませて、私たちはエスカレーターを下りホテルロビーへ出た。
なじみのホテルマンがうやうやしく会釈する。
彼は私が、今日の獲物を連れ込むのどのように思っているのだろうか?

エレベーターに乗り込む。
会話は無い。
彼女は緊張しているように見える。
30階。
ドアが開く。
ふかふかのカーペットを歩きながら、その部屋の前にたどり着く。
カードキーを差し込む。
グリーンのランプが左から右に変わり、鍵が開く。
ぴかぴかに磨き上げられたドアノブを下げて私たちは部屋へ入っていった。

快楽の宴の館が始ろうとしていた・・・・

つづく
待たれよ次号。

このウラログへのコメント

  • 第一海事卿 2009年02月05日 22:35

    > 桃子さん、こんばんは。ありがとう。全て実話です(笑い)
    つづきは、しばし楽しみにお待ちください。

  • 第一海事卿 2009年07月31日 16:52

    > みほほさん、コメありがとう。そうだったんですか。まあ、厳しい競争がありますからね。次々に女性が登録されますので、お互いいい人に巡り合うのはとても難しい世界です。ぼくは東京登録です。

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