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SM女王様

2008年09月20日 22:15

SM女王様

現役SM女王様がアノ文芸新人賞の最終候補に!
9月20日17時0分配信夕刊フジ



作家SMクラブ女王様、坂井希久子さん。得意技は「尿道拡張」

 新人作家登竜門で、有名作家を多数輩出してきた「オール讀物新人賞」の本年度最終候補に、元モデルの超美人SM嬢がノミネートされた。マニアの間で有名だった「NO.1女王様」は、秘かに作家の卵として執筆活動も続け、今回が3年連続3回目の最終候補となる。文芸シーンもSM愛好家も大注目の「女王様作家」を直撃した。

 「SM小説もあくまで妄想を具現化する世界。両方の頂点を目指して頑張ることに、まったく違和感はありません」

 仕事場でもある東京池袋ラブホテル街の一画でサラリと言ってのけるのは、今年度の「第88回オール讀物新人賞」最終候補者6人に「男と女の腹の蟲(むし)」で選ばれた坂井希久子さん(30)。都内の出張型SMクラブMARS」の人気SM嬢で、同志社女子大文芸学部卒の才女でもある。

 和歌山で生まれ育ち、大学卒業後、通販会社勤務などを経て2005年に上京し、ほどなく女王様デビューした。瞬く間に東京中のSMファンから指名が殺到した伝説を持つ。現在1日平均3件の“調教”をこなしつつ、合間をぬって執筆するハードな生活を送っているが、女王様の感性と作家としてのセンスは小学校低学年で開眼した。

 「近所に住む2歳年下の男の子を“顔面騎乗位”でイジめるのが大好きでした。彼はまだ幼稚園児だったので毎日泣いてましたね(笑)。それ以外は、普通はお絵描きとかして遊ぶのでしょうけど、私は自作の童話を書いてました」

 プチSMに関しては小学3年の時、顔面騎乗位で勢い余ってオシッコを男子の顔面にかけたことが親族にばれて大問題に。以降、05年の女王様デビューまで「S」は封印してきた。

 「初めて『あぁ、こういうことは人にしちゃいけないんだ』って気づきまして。それ以来、少女向けライトノベルにハマり、女の子同士交換日記ならぬ『交換小説』を書いたりして、純粋なファンタジー小説家を目指していました」

 上京してからも小説は趣味にとどめていたが、ショップ専属モデルなどをしていたころ、偶然見かけたSMクラブの「女王様募集」の文字に、抑え続けてきた本能が爆発した。

 森村誠一氏主宰の小説教室にも参加し、初めて本気で書いた物語「想い出ひらり」が年間最優秀賞を受賞。掲載された雑誌「小説宝石」(光文社)を持参して故郷の父親に快挙を報告し、ついでにSM嬢についても理解を得た。誰に恥じることもなくなった。

 「女王様は人間の本質を見極めるのにこれ以上ない職業だし、小説執筆妄想力を鍛えるのに最適で相乗効果は無限大。まずは、女王様としての得意技の『尿道拡張』(男性客の尿道に棒を挿入する行為)と『男と女の腹の蟲』で、最強の二足のわらじをしっかり確立させたいですね」

 注目の最終選考会は、自民党総裁選と同じ22日に都内のホテルで行われる。

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最終更新:9月20日17時27分

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