- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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15th Route246 Part 8
2008年06月28日 19:10
「いや。いや。いや。」
妖しい行為に備えて塗りたくったルージュが
鏡の中でうめきをあげるたびに蠢く。
その動きと同調して、
これもルージュで赤く縁取られた性器が
ひくつきを繰り返す。
ぬきとったペニスを追いかけて
突き出した尻をくねらす足元には
絞れば愛液の汁をぼたりと垂らすほどに
濡れそぼったパンティが脱ぎ捨てられている。
乱れ、片目を隠す髪。
焦点を結ばない瞳。
硬くとがった乳首から
見事なカーブが始まる乳房に
かまわず垂れ流れるよだれ。
明るいライトのもとで
なお男を求め狂ってのたうちまわる
白い裸体は圧倒的な質感をもって
洗面所の大きな鏡からはみ出している。
ボウルをまたぎ、
わめきながらじゃあじゃあと放尿して
極度のアクメを迎えてなお
背後からズンズンと突かれ
自らの淫れる姿にさらにたかまってなお
もっと、もっとと求めながら
なお拒否の言葉を訴える人妻の痴態。
それをもう少し見ていたくて
女の右手をとって背後に回させ
いきりたったペニスをしごかせる。
同時にこちらの左手の親指をアヌスに軽く入れ
中指を濡れた性器に挿入して二本の指をぎゅっと近づける。
こちらの右手は奥に入り込んでいく左手中指のすぐうえ
硬くなったクリトリスをはじく。
あまった女の左手は自然に乳房をつかみもみあげる。
四本の手の動きが自然に同調し
鏡の中の女体がくねりの度合いを増すころ
女の無防備の肩を強めに噛んで、吸った。
「跡が、跡が残っちゃう。」
「やらしい花びら、ついちゃうよおお。」
「やだあああ。」
「あああ。いい。いい。」
濡れた性器の中で左手の二本の指先同士がふれあう。
はじくクリトリスの反発が強くなる。
右手の動きも、
左手のストロークも
強く
大きく
した。
「またなの。またなの。」
「またきちゃうの。」
「お尻もかんじるよおお。」
「ひゃあああああ。」
「また垂れちゃうよおお。」
フラダンスのようにつきだした腰をゆすり
それでも、狂喜の自画像をしっかりと見ようと
焦点が曖昧なのになお、
瞳をかっと見開きながら
床の上にぼたぼたと、ほとばしらせる。
「い・イクの。またイクの。」
「ね。ね。ね。ね。」
わめきながらくるりと身体を返すと
全身をなかば痙攣させながらこちらにしがみつき
唇を求めてきた。
鏡の中に映りこむ
達しながらの壮絶なキスシーンを横目で見つつ
脱力してかろうじて立っているだけの女を
浴室に連れ込んだ。
大きめの浴槽。
痴態を映す鏡。
風俗によく置かれる性器を悪戯できる椅子。
そしてマットとローション。
このてのホテルでは当然のように
室内のあらゆる場所での性行為を
想定しているから、
明るい浴室なのになぜか淫靡な雰囲気が漂う。
壁面のタイルが
浴槽の湯が
滑り止めがしつらえられた足元の床が
汗
愛液
精液
唾液
そして時にはこぼれ出る尿を受けとめ
その量に比例して卑猥な度合いを
深めていった空間だ。
だが、激しすぎる前戯に
男も女も休憩が必要だった。
妖しい組曲の合間のわずかな休止記号。
湯を張りながら
ゆるゆるとシャワーを流して掛け合いながら
マットを敷き
バスタブに寄りかかるようにしながら座って
息を整え、次の行為に向けての充電。
この間を狙って
人妻にさっきの
小さな謎を問いかけてみた。
どうして入り口のドアのところであんなに乱れたのか?
答えそのものがまるでアダルトビデオだった。
妄想か真実かはいまだに不明。
だが、一半の責任は
こちらにもあるのだという…
(続く)
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