- 名前
- ひな
- 性別
- ♀
- 年齢
- 45歳
- 住所
- 宮城
- 自己紹介
- 妄想大好きひなだよ(・・*)。。oO(想像中) 表と違うひなも感じてみてください(*...
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第六。。。思い出。。。
2008年04月26日 01:42
かすかに聞こえたの・・・
でも近くに行くのがひなは怖かった・・・
「ひな・・・いる・・だろ・・」
か細いというか、力のない声で呼ぶ・・・
「ひなちゃんこっち来てやって」
お母さんがひなを呼んだ。。。
足が震えて・・・手も震えて・・・
なんとか彼のとこへ向かい近寄った・・・
酸素マスクっていうのかな?口にマスクをあてた彼がこっちを見た
「ひな・・・」
小さな声でひなを何度も呼ぶ。。。
ひなは聞こえるように彼の顔の近くまで顔を寄せた・・・
「こーちゃん」←(彼の名前)
声が震える・・・現実を目の前にし涙が今頃出そうになる・・・
でも必死にこらえた。。。
「こーちゃん・・・ひなだよ。わかる?こーちゃん・・・」
「・・・ひな・・・ごめん・・・ごめん・・・」
「どうして謝るの・・・おかしいよ・・・ねぇ早く治してドライブ
行こうよ・・・」
「そ・・だな・・・いこうな」
ひなの手が震えてるのかと思った・・・
違う。彼が震えてる・・・力の入らない手でひなの手を握ってる。
その手が震えてる。。。
「こーちゃん、ひな毎日お見舞いくるから元気なってよ。毎日おい
しい物持ってくるし。ひなの手作りなんだからね」
「そか・・・」
「こーちゃん・・・?」
「ひな・・・お前と会えて良かった・・・いろんなとこ行ったな」
「こーちゃん?何言ってんの・・・」
「いーから聞きな・・・」
どうしてそんなこと・・・
「温泉楽しかったなぁ・・・いつかまた行きたかったな・・・」
「また行こうよ。今度は何泊か予定くんでさ。」
「夜景綺麗だったな・・・ひな・・・仕事頑張れよ・・・まだ若い
んだから・・・これからもっといいやつと会えるから・・・
俺は・・・ほんと・・・よかった・・ひなの子供見たかったな・
・・もうすぐクリスマスだろ・・その時にって・・・」
こーちゃんはゆっくり静かに話をしてくれました。。。
でもそんな時間もわずかでした。。。
ピピピピピピ・・・・・
え?何の音??
「先生!」
「ちょっとすみません。よけてください」
何?こーちゃん?
周りが騒がしくてひなはただ立っているのが精一杯でした。
「もう・・・手は尽くしました・・・」
「こうたー・・・」
お母さんの声で我にかえり彼のもとへ近寄り手をにぎり・・・
「こーちゃん・・・こーちゃん・・・ねぇ起きて・・・こーちゃん
何度も何度も呼びました・・・
その時もう意識もないはずの彼がこう言ったのを覚えてます。
「ひな・・・ありがと・・・」
かすかだったけどひなにはそう聞こえたようなきがしました。
ピピピピピ・・・・・ピーーーーーー・・・・・・・
「○時○分・・・ご臨終です」
夢なら覚めて・・・どうして・・・どうしてこーちゃんが・・・
何度も何度も思ったけど・・・
それから霊安室に移りお母さん達がこれからのことを話し合ってる
間ひなはずっと側にいました。
彼の顔を見ながらずっと話かけてました。
それから葬儀も無事終わり一段落してから一週間くらいたった頃。彼のお母さんから電話がきました。
すぐ向かい通されたのは生前彼が使ってた部屋。
「ひなちゃん。昨日部屋を掃除してたらひなちゃん宛てにこれが」
それは・・・小さなリボンの付いた箱でした。
「これ?」
「私は下にいるから。」そう言ってお母さんは部屋をでました。
なんだろ?プレゼント?なんの?
そんなことを思いながら開けてみると・・・中にはピンクのダイヤが付いてる指輪でした。。。
なんで・・・?どうして・・・ひなはその場に泣き崩れてしまいしばらく動けませんでした。
そっか。あの時言いかけたのはこのことだったんだ。指輪を握りしめひなは家へ帰りました。
あれからもう7年近くたってます。付き合って短かったけどたくさんの楽しい思い出があります。指輪はお母さんに頼みお墓に一緒に眠らせてもらいました。
これがひなの思い出。。。ウラに書くようなことじゃなかったけど^^:なが~く呼んでくれた方ありがとです^^
別に意味はないんだけど書いてみました。
このウラログへのコメント
読んでいて辛かったです。。でも彼 最後にひなに逢えて良かったと、きっと思っているよ。
ドラマのような出来事でしたね。
僕がこーちゃんなら、同様にひなさんの幸せを願う。
こんな出来事あるんだね。
ひなの隣で聞いている心境になったよ!
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