【お題日記】急に家にあったら嫌な物（実話）

小学生から中学生くらいの頃、戸建ての社宅に住んでいました。
庭が広く、大きな家でした。
金属製の無駄に立派な門があり、数メートル奥に玄関がありました。
その家はいろいろとおかしなことが起きる家でした。

ある朝、朝刊を取りに玄関を出ると、玄関と門の間に見慣れないものがありました。
それは、サンダル。
紳士もののサンダルが、門の方に向けて、きちんと揃えて置いてあったのです。

私は親にそのことを伝えました。
母親が見に来て、何これ気持ち悪い、と言いました。
そのサンダルは、我が家のものではなかったのです。
父親もそのサンダルのことを見たことがないと言い、結局それは親が処分したのだと思います。

誰が、何のために、門の内側にサンダルを揃えて置いたのか。
今考えても、気持ちが悪いです。

ちなみに、それ以外にその家であったことと言うと、
・夜中に水洗トイレの水が流れる
・新築でもないのに、天井からラップ音が聞こえる
・大工に何度修繕してもらっても、同じふすまだけ開かなくなる

その家は、高速道路工事のため、今はもうありません。